趣味工房 HIRO-G



< PC6601へのCP/M導入テスト 1 >


 PC6001mkUと同様にakikawa氏の「CP/M導入メモ・その2に準じて、ROM/RAMカートリッジ使用のスクリーン1版(CP/M65K)を作成しようと思いましたが、XPで作成したd88イメージファイルを3.5インチ1DのFDへ落とすための手段がありません。


 調査の結果、NDitt開発者のゆみたろう氏の「AT互換機のFDDを使ってみるに辿りつきました。 記載手順に従い、CP/Mで使用するドライブ1をAT互換機と置き換え、写真4のようにフラットケーブルの10Pと12Pをつなぎ替えました。 従来のFDDはドライブ2としました。 組替え後の状態は写真1の通りです。


 写真6は、新設のCP/M用ドライブ1と従来のN66用ドライブ2を使い分ける簡易な方法として、取りあえずドライブ1に電源を供給するか、しないかで選択するようにしたので、その電源スイッチをRS232Cの空スペースへ取付けた写真です。


 ドライブ1で読込めるCP/Mの1Dのディスクイメージを作成するためには、NDittを使用して次のように1DDのイメージでディスクへ書込みます。 


 >nditt.exe w 1DD A: cpm.d88


 写真2は、以上の手順で作成したCP/M65Kのディスクをドライブ1へ挿入し、ドライブ1の電源スイッチをONにし、背面にあるドライブスイッチを2とした状態でPC6601の電源を入れて、CP/M65Kを起動した画面です。このディスクは1DDのイメージのため、ドライブ2では使用出来ません。


 写真3は、ドライブ1の電源スイッチをOFFにして、ドライブ2へユーティリティディスクを挿入し起動した画面です。 前述とは逆に1DのFDはドライブ1では使用できません。


 以上の改造により、CP/MとN66用ディスクを使用可能になりますが、AT互換のFDDの機種によっては対応できないものもあり、改造そのものもリスクを伴いますので、改造される場合は、あくまでも自己の責任で行ってください。いかなる場合でも当方は責任を負えません。






写真4 AT互換機の配線変更






写真5 ドライブ1へ設置作業中






写真6 ドライブ1の電源スイッチ追加




< 今後の予定 >

 @ トラ技ボードのROMの解析開始: チマチマ解析中
 A PC6001mkUへのCP/M導入テスト 1:完了 
 B PC6001mkUへのCP/M導入テスト 2:完了
 C 6601へのCP/M導入テスト 1:完了
 D 6601へのCP/M導入テスト 2
 E FDDに関するの調査まとめ
 F FDD制御ボードの製作
 

CP/M No7


CP/Mマシン復元進捗  ・PC6601へのCP/M導入テスト 
2013年9月28日


写真1 AT互換機をドライブ1に設置






写真2 CP/M65Kの起動画面






写真3 ユーティリティディスクの起動画面