趣味工房 HIRO-G


<  トラ技ボードの不具合の解消とテスト 2 

 ようやトラ技ボードのスキャニングの不具合の原因が分かりました。 原因は、なんと、思いもよらぬというか、全く念頭に置いていない8255のデータバスの配線をしていなかった、ということでした。 3日前に心静かに、じっくりと検証していた時に、ハタと気が付きました。 思い込みは見つけ難いことをあらためて感じました。 

 早速、データバスをつなぎテストしますと、めでたくスクリーン・エディタが機能しました。 使用したモニタROMは、トラ技の基本モニタの次の点を変更しています。 

@ バンク切り変えをND80ZV+DOSボード用に変更。

A キーコードテーブルをPC8001キーボード用に変更。 今回は、英数字とそのSHIFTモードへの対応のみ。

B PC8001キーボードのSHIFTキーの位置に合わせ、判定ルーチン部分を変更。

C チャタリング防止パラメータをCPUのクロックが早くなった分の修正。

 実際の実行は、写真1のように、さすがに2000文字対応となりますと、 7インチの液晶ディスプレイでは対応できませんので、TVに出力しました。

 実行結果は、なんといきなりBASICが立ち上がります。 トラ技を読めばそういうことかと納得できます。 BASIC上でDUMPコマンドやCMも使えます。 写真3がDUMPコマンドの実行例です。

 で、問題は、BASICですが、プログラムを書き込み、RUNさせたのが写真4ですが、「A」の値を入力した結果が写真2のようになり、文字化けだらけで正常に動いていません。 よく見ると写真4のLIST20のINPUTも文字抜けが生じています。 という事で、モニタROMの改造・修正、バスライン、ケーブル等の見直し等、安定化への道はこれからです。



写真3 DUMPコマンド実行画面



写真4 BASIC実行画面



< 今後の予定 >

 @ トラ技ボードのROMの解析と安定化: 継続中
 A トラ技ボードのスキャニング不具合の解消: 完了 
 B 拡張ボード用FDD制御ボードの製作とラックの改造: 製作中
 C FDDの調査と現物の調達: 継続中
 D 拡張ボード用FDD制御ボードのテスト
  
 

BASIC No11


BASICマシン復元進捗  ・トラ技ボードの不具合の解消とテスト 2
2013年10月8日


写真1 トラ技ボードのテスト画面





写真2 画面のアップ