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< AKI-80CPUボードのまとめ >


 AKI-80の改造は、先ず写真1のように配線部をカットして拡張ボードと接続できるようにしましたが、基板上での具体的な改造は写真2、写真3のようになります。  図面上でのカット2の部分は、実際の基板上ではカット2-1とカット2-2(前回のカット3と同じ)の2箇所のカット及びA15の追加配線が必要です。

 CN3、CN4及びCN5のコネクタの最終のピンアサインは写真4〜写真7の通りです。 AKI-80CPUボードの最終のレイアウトは写真8の通りです。 リセットスイッチは写真1(リセットSW)のように配線します。 因みに、写真2のSRAMは最初から基板に付属しているもので、アドレスは8000H〜FFFFH番になります。 尚、電源は基板上の3端子レギュレータは使用せず、拡張ボードと共通のDC5Vを直接供給しています。

 写真9はモニタROM(27256)と増設RAM(62256)をバンク切替(いずれも0000H〜7FFFH番地)するための回路図です。 このバンク切替により、フルRAMシステムが実現します。 因みにモニタは、「CP/M手作りマイコン 1」のP80〜P95に記載されている「モニタプログラム」を使用していますので、バンク切替後は、F800番地へ転送され、機能しています。 BANK SELECT信号は、写真10のように「CP/M手作りマイコン 1」のP35「キーボード制御用基板の配線図」にある「A11」 BANK SELECTと接続することになります。       図はEAGLEでなんとか書いていますが、使い始めたばかりで拙い図で済みませんです。 

 写真11は拡張ボード上のVRAMとAKI-80基板上のSRAMの選択をするための配線図で、VRAM SELECT信号は「CP/M手作りマイコン 2」の「折込み1:2000文字用CRT制御基板の配線図」を参照し、写真12の位置からもらうようにします。 AKI-80CPUボードと拡張ボードの接続用のコネクタは、間違いのないように十分注意して接続してください。 因みに、基本的にはトラ技ボードも同じピンアサインですので、信号等がまともであればつなぐことは可能です。

 以上で取敢えず、AKI-80CPUボードは完成です。




写真1 AKI-80カット部図



写真2 AKI-80 基板表面カット部とSRAM



写真3 AKI-80 基板裏面カット部



写真4 CN3 コネクタのピンアサイン



写真5 CN5 コネクタのピンアサイン



写真6 CN6 コネクタのピンアサイン



写真7 AKI-80ボード裏面のCN3端子のピンアサイン



< 今後の予定 >

 @ AKI-80CPUボードのまとめ: 完了
 A AKI-80型 CP/Mマシンのテスト:
 B FDDの複数化:
 C 復元1号機一体化:
    

CP/M No32


CP/Mマシン復元進捗  ・AKI-80CPUボードのまとめ 
2014年5月24日


写真8 AKI-80CPUボードの最終レイアウト




写真9 BANK SELECT配線図その1




写真10 BANK SELECT配線図その2




写真11 VRAM SELECT配線図その1




写真12 VRAM SELECT配線図その2