趣味工房 HIRO-G





< PC8001 インベーダ・ゲームを大画面TVで楽しむ >


 BASIC No15でPC8001の4番目(6000H〜7FFFH)のROM領域(8KB)をケースの外に引き出して、外部に28ピンのゼロプレッシャーソケットを付けるプチ改造を紹介しましたが、その時、同時に紹介しました写真7の書籍(マイコン別冊 塚越一雄著、昭和59年版、電波新聞社)に記載されていたスペース・インベーダ・ゲームが、数回のバグ修正を経まして、やっと正常に走るようになりましたので紹介します。        テスト機器の構成(写真1写真2参照)は次の通りです。 

@ プチ改造PC8001                           A デジタルRGBコンポーネント・アダプタ (西田ラヂオ製)        TVとは市販のコンポーネント/D端子ケーブルで接続します。

B SHARP LC−13SX7(液晶TV) 

 スペース・インベーダ・ゲームは次のように転送プログラムを追加し、   2764に書込みROM化しました。  ROM上は0000番地からとなってますが、外部ソケットに差し込みますと6000番地からとなります。

0000 21 10 60  転送元先頭番地

0003 11 00 D0   転送先先頭番地

0006 01 C0 13   転送バイト数 

0009 ED BO

000B C3 00 D0  プログラムスタート番地へジャンプ

000E 00 00

0010 CD 93 DC  スペース・インベーダプログラム先頭番地

    ・・・  

13C0 FF         転送最終番地


 写真3はプログラムをスタートさせた直後のデモ画面で、写真4、5,6はそれぞれの場面の写真です。 因みに起動手順は次の通りです。

@ スペース・インベーダROMを差し込む。

A PC8001を起動し、モニタモード(MON)へはいる。

B Gコマンド(G6000)で6000番地からスタートさせる。

 オールマシン語ですので、ゲームスピードはかなり早く、なかなか面白いです。 一度試されることをお勧めします。 マシン語を逆アセンブルすればいろいろ分かってきますので、マシン語の勉強にもなり、自分好みへ改造も可能です。 同書のP135〜158にもこのゲームの関連記事が記載されています。

 写真8、9はPanasonic TH−37PX60(37インチ)のプラズマTVのD端子に接続してプレーしたものです。 デジタルRGBコンポーネント・アダプタ(西田ラヂオ製)を使用すれば、レトロPCでも大画面でゲームを楽しめることが確認できました。 ちょっと感激です。 TVに合った色等の調整はデジタルRGBコンポーネント・アダプタ上の3個のVRで調整することが出来ます。






写真7 スペース・インベーダ記載書籍



写真8 37インチのデモ画面



写真9 37インチの起動画面






 < 今後の予定 >

 @ PC8001 インベーダ・ゲーム紹介: 完了

 A トラ技ボードの改造: 実施中

 B TK80BS BASICの移植準備 その2:

 C Tiny BASICの構造調査: 調査中

 

RETRO No3


BASICマシン復元進捗  ・PC8001 インベーダ・ゲームを大画面TVで楽しむ
2014年3月1日



写真1 テスト機器の構成



写真2 構成詳細



写真3 デモ画面



写真4 起動画面



写真5 ゲーム・オーバー直後の画面



写真6 ゲーム・オーバー画面