趣味工房 HIRO-G
< レトロ Z80ボードマイコンのゲット&リペア >
1週間ほど前にヤフオクに出品されていた手作りのZ80ボードマイコンですが、どこかで見たようなボードマイコンでしたので、調べてみましたら、どうも写真1の「マイコン回路の手ほどき: 白土義男著」に記載されているマイコンと良く似ていましたので、動くかどうか分かりませでしたが、興味本位で8/10日に競争入札で、案外廉価で落札しました。
結果、正解でした。 この書籍は、参考資料として持っていましたが、さすがにこのボードマイコンを、一から作る気になれませんので、運よく手に入ったものだと思っています。 長い目で見ますと、いろいろ繋がって行くものだと再認識してます。
写真2が入手したもの一式です。 この書籍の初版は昭和58年5月となっていますので、1983年ですから31年前となります。 そこそこきれいでしたので、見た目は動きそうですが、写真3のようにAC100V電源部関連のパーツ(電源コネクタ、電源SW,ヒューズホルダ)がむき出しで、ちょっと危険であることと、トランスやボード等がアルミのパンチングの上に乗っかっていますが、パンチングの強度がないため、写真4のようにかなり歪んでいますので、電源部周辺を作り変えると共に、全体の補強、機能性及び見栄えを改善することとしました。
リペア後の状態は写真5の通りです。 写真6のように、電源SWはアルミのアングルで補強した正面に取付け、電源コネクタは同様に写真7のように背面に取付けました。 ヒューズホルダもしっかりしたものに交換し、DC5V用の電源表示用LEDを追加しました。 見え難いのですが、写真6、写真7で、アルミのパンチングの裏面の左右に薄っすらと見えますが、木製の補強を縦に2本入れてます。 電源部は.、ほぼ安心できる範囲でまとめ、強度、機能性及び見栄えはかなり良くなりました。
いろいろ変更したいところもありますが、取りあえず、写真8のようにキーボードを接続して、導通テスト等を済ませ、機能テストを実施しました。
写真9の通り、メモリへの書込みは正常に出来ました。 確認した範囲では特に、問題になるような不具合は見当たりませんので、機能的に問題は無いようです。 何に使うかは特に考えてませんが、ROMライターが高価な時代でしたので、モニタROMを自前で作成できるように、ビット単位でメモリに書込むためのボード、ROMライター、それに実験用のA/D変換実験ボード(オペアンプは付いていませんでした。)が付いていますので、どのようなものか、少しいじってみます。
写真1 「マイコン回路の手ほどき: 白土義男著」
写真2 落札で入手したもの一式
写真3 AC100V電源部がむき出し状態
写真4 アルミのパンチングの歪
< 今後の予定 >
@ レトロ Z80ボードマイコンのゲット&リペア: 完了
A TK80BS 機械語インベーダーゲームの移植:
B TK80BS BASICの移植?:
C FDDコントローラの製作?:
D CP/Mシステム復元の可能性の検討?:
E グラフィック・ボードの製作?:
BASICマシン復元進捗 ・レトロ Z80ボードマイコンのゲット&リペア |
2014年8月15日 |
写真5 リペア後の上部(表面)の状態
写真6 正面
写真7 背面
写真8 作動テスト
写真9 キーボードの入力状態
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