趣味工房 HIRO-G





< 復元1号試作機の一体化(素案) >


 前回で一応、ND80ZVを中心に安居院猛著の「CP/M手作りマイコン1、2、3」に基づいて製作した拡張ボード(CRTC、キー入力インターフェース等)及びFDD制御ボードを使用したCP/M復元1号試作機が完成しましたが、各ボードがバラバラ状態で使い辛いため、全体を一体化し復元1号機としてPC風にまとめたいと思います。

 今回のCP/Mマシンの復元では、ケーブルの長さには注意していますが、いろいろなボードがアドレスバスやデータバスにぶら下がっているにも関わらず、何れのバスも強化せずに済んでいます。あらためてND80ZVの安定性と完成度の高さを実感していますので、一体化するに当たって下記のように全体のチェックを実施しました。 また、一体化するに当たってはND80ZVの機能を十分引き出せるようにしたいと思います。

 一体化の素案としては写真1のように、主要部(ND80ZV、拡張ボード、FDD制御ボード、FDD、電源)を一体化し、ディスプレイとキーボードを接続するオーソドックスなPCタイプとしたいと思っています。 レイアウト等を検討するために、ありあわせの材料で仮配置を検討したものが写真2、3、4です。 FDDのコネクタは邪魔になるためラックの後面に配置変更しました。 電源も最終的にはケースの中に組込む予定です。


 写真5は「CP/M No1」でも紹介しました、BSの「インベーダ・ゲーム」のプログラムをPCからND80ZV(TK80モニタ・モード)のUSB接続で転送して実行(40X20:800文字モード)している画面です。 キーボードが変更になっていますが、まだ対応の処理をしてませんので遊べませが、ND80ZVをCPU代わりに使ってますので、パソコンをFDDの変わりに使え、ゲームの移植や自作も楽チンです。 

 写真6はND80ZVの「応用プログラム集」のプログラムNo1 「OHAYO.BTK」を(ND80Zモニタ・モード)のUSB接続で転送して実行している画面です。 最初、完全に忘れており、TK80モニタ・モードで接続してましたので実行できず、エット!?と思い、改造やり過ぎかとチョッと焦りましたが、説明書を読み直し、思い出しました。 無事、問題なく実行できました。

 写真7は、ND80ZV単体で「7セグLED」を使って自作のゲームを実行している画面です。 一応、スピーカも内蔵していますので、音も出せました。 7セグLEDだけでも、結構面白いゲームが作れますので、マシン語の忘れ防止に良いです。


 ND80ZVについては改造しまくりましたので、この機会に一通り機能をチェックし、問題が無い事を確認しました。

 CP/Mシステムのまとめとして「復元1号機」が出来れば、パソコンとつなぐことにより活用の幅が広がり、レトロ復活面でも、いろいろ面白い事が出来そうです。 エミュレータも良いと思いますが、当方のような昔人間には、自分好みに作り上げられ、カチャカチャ動く実機が一番楽しいです。






写真5 USB接続(TK80モニタ)インベーダ・ゲーム実行画面



写真6 USB接続(ND80Zモニタ)OHAYO.BTK実行画面



写真7 ND80ZV単体での7セグLEDゲーム実行画面




 < 今後の予定 >

 @ STARTREKゲームのインストール: 完了
 A CP/MシステムPC1号機試作(素案): 検討中
 B RS232Cの増設: 検討中
 C トラ技ボードへのFDD制御ボードの活用: 検討中

  

CP/M No22


CP/Mマシン復元進捗  ・復元1号試作機の一体化(素案) 
2013年12月23日

写真1 PC1号機試作(素案)構成画面



写真2 PC1号機試作(素案)主要部前面



写真3 PC1号機試作(素案)主要部右側面



写真4 PC1号機試作(素案)主要部後面