趣味工房 HIRO-G





< 復元1号試作機のSTARTREKによるチェック結果 >


 前回のCP/M No20で、MBASICのSAVE、LOADが問題なく機能することが分かりましたので、代表的なゲームであるSTARTREKを打ち込んで、このCP/M復元試作1号機の全体のチェックをしました。

 STARTREのプログラムソースは次のサイトから
 http://www.dunnington.u-net.com/public/startrek/

「startrek.txt」 BASIC-80 for CP/M (Microsoft BASIC),fromCreative Computing, 1978をダウンロードして、MBASICの元でチマチマ打ち込んで作成しました。

 この復元CP/Mシステムの現状では80文字を超えるステートメントはエラーとなるので、80文字を越える14箇所については分割しました。
打ち込んだプログラムは「STARTREK.BAS」名でセーブし、何度かエラー修正を重ね、なんとか遊べるようになりました。

 まだ遊び方をマスターしてませんので、今回は適当に数値を入れてやりましたが、その一連の操作結果が写真1〜写真9です。 一応、エラーで止まることなく写真9のようにゲーム・オーバまで進めることができました。 
 が、写真6と7のように、*RED*の表示がQUADRANTの左に表示されるなど、まだ完全にバグ取りが終わっていません。

 STATREKの遊び方の詳細等は、次の中日電工さんのサイト等が参考になります。
http://www.alles.or.jp/~thisida/cpm_mycom368.html
http://www.alles.or.jp/~thisida/cpm_mycom376.html
http://www.yossyisland.com/Page/Yossysoft/StarTrekGame_Form.aspx 


 その他のコマンド等もチェックしましたが、取りあえずは、エラーで止まる事なく実行されました。 実行画面の例は次の通りです。


 以上の結果から、MBASICは完全に機能していますので、MBASICについてはゲーム、アプリ共に先人の資産を使えることを確認しました。

 これで一応、ND80ZVを中心に安居院猛著の「CP/M手作りマイコン1、2、3」に基づいて製作した拡張ボード(CRTC)、FDD制御ボードを使用した復元CP/Mマシンは完成しました。


 今後は、このシステムの拡張と、もうひとつのトラ技の連載に基づいて製作しましたCP/Mボードを使った復元マシンの製作に取り組みたいと思います。




写真10 COM、0 銀河の全記録



写真11 COM、5 象限地図



写真12 コマンドLRS実行画面


 

写真13 コマンドSHE、1度目のPHA実行画面



写真14 2度目のPHA実行画面




< 今後の予定 >

 @ STARTREKゲームのインストール: 完了
 A トラ技ボードへのFDD制御ボードの活用
 B RS232Cの増設
  

CP/M No21


CP/Mマシン復元進捗  ・復元1号試作機のSTARTREKによるチェック 
2013年12月11日

写真1 CP/M復元1号試作機のSTARTREK起動画面



写真2 改造キーボード裏面状況画面



写真3 STARTREKのLOAD画面



写真4 STARTREK初期画面



写真5 STARTREKスタート画面



写真6 NAVコマンド実行後の画面



写真7 1度目のPHAコマンド実行後、SRSコマンドで確認の画面



写真8 2度目のPHAコマンド実行後、SRSコマンドで確認の画面



写真9 ゲーム・オーバ画面