趣味工房 HIRO-G
< AKI−80型 BASICマシンのテスト完了 >
トラ技基本モニタ(BASIC)が正常に起動しない不具合について、オシロで確認の結果、リセットSWを押すと、CPU、CRTC、8255へのRESET信号は確実に出ているので、RESET信号に関しては、配線等の間違いはないと言う事です。 が、リセットSW押してもスムースにバンク切替が行われないことも分かりました。
で、リセットの立上りを遅くしたり、CPU、CRT、8255のリセットのタイミング等を調べましたが大きな問題は見つかりませんでした。 いよいよロジアナでの作業を覚悟しましたが、バンク切替がうまく行かないという事で、ふと8255自体の問題ではと思い、写真1のように基板上のTOSHIBA TMP82C55AP−2の代わりに、写真2のように手持ちのNEC D8255AC−5と交換してみました。 結果、正解でした。 因みにCP/Mマシンの拡張ボードには写真3のようにNEC D8255Cを使用していました。 また、クリスタルは10MHz(システムクロック5MHz)を使っていますので、両者の性能の違いはスピードだけではないかもしれません。
8255をD8255AC−5に交換すると写真4の通り、トラ技基本モニタ(BASIC)がスムースに立上り、リセットも利くようになりました。 ただし、完全にリセットするためには、リセットSWを2秒程の長押しをする必要があります。 まあしかし取敢えずは、AKI−80型 BASICマシンも製作可能という事になりましたので、なんとか泥沼に落ちることなく前に進められるのでホットしました。
AKI−80型 BASICマシンでもトラ技基本モニタ(BASIC)では、相変わらずINPUT文が機能しません。 従い、ハード面より、ソフトに何らかの不具合があるようです。 この件を解決するためには、やはりTiny BASICの構造解析が必要ですので、時間をかけて対応したいと思います。
写真1 TMP82C55AP−2
写真2 NEC D8255AC−5
写真3 NEC D8255C
< 今後の予定 >
@ AKI−80型 BASICマシンのテスト完了: 完了
A モニタプログラムの検討 その2:
B TK80BS BASICの移植準備 その2:
C Tiny BASICの構造調査: 調査中
D トラ技基本モニタ(BASIC)の不具合解消:
BASICマシン復元進捗 ・AKI−80型 BASICマシンのテスト完了 |
2014年6月20日 |
写真4 AKI−80CPUボードのテスト状況
写真5 トラ技基本モニタ(BASIC)テスト画面
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