趣味工房 HIRO-G





< 東大版TinyBASIC 基本モニタの移植 >


 I/O 1977年9月号12月号の内容を検討しました結果、  移植作業を少しでも楽にするために東大版 TinyBASIC 本体及び入出力プログラムとして改造するターミナルサービスプログラムのアドレスは変更せずそのままにします。

システム全体のメモリマップは次のようなものを考えています。


@ 0000H番地〜02FFH番地: 基本モニタ

A 0300H番地〜03FFH番地: 入出力プログラム(ターミナルサービスプログラム)

B 0400H番地〜0BFFH番地: TinyBASIC インタプリタ

C 0C00H番地〜0DFFH番地: 基本モニタ用サブルーチン


 基本モニタは、ND80ZVのCP/M用のROMのモニタ部分を使いますが、そのままでは容量が300Hを越えますので、300Hに収まるようにプチ改造します。 写真1はプチ改造中のた基本モニタを起動させた直後の写真です。 写真2はモニタが起動したことを示す表示です。 やはり文字にアンダーバーが付いてきます。 何とかしたいと思っていますが、今のところ実害がないのでそのままにしています。

 写真3はこのシステムのVRAM(F000H〜F1FFH)の先頭番地をアドレスセットしたところの写真で、7セグLEDにその結果が表示されています。  写真4は、適当な文字のアスキーコードをND80ZVのキーボードからダイレクトにVRAMへ入力して、CRTへその文字を表示させたものです。

 表示画面は資料に合わせて32文字X16行となるように、CRTCのパラメータを設定しています。 因みにこの表示画面は、NECが合わせたのか、NECに合わせたのか分かりませんが、TK−80BSと同じです。  従って、このモニタのみでも機械語レベルであれば、BSと同じ画面表示のゲームをつくれます。

 まだPC−8001改造フルキーボードは使えません。 入出力プログラムとして改造するターミナル・サービスプログラムが機能すれば使えるはずですので、現在、当方のシステムに使えるよう検討中です。 このBASICシステムに関しては、「CP/M手作りマイコン」シリーズのCP/Mシステムとは違い、ハード面はほとんど中日電工さんの資料によるものですし、インタプリタは東大版で、ターミナル・サービスプログラムにしても、37年前のメーカのテストプログラムのようなものですので、今となっては公開してもあまり問題はないと思いますので、うまくBASICが起動すれば、改造結果を出来るだけ公開したいと思っています。 



 


写真4 VRAMに適当な文字を打ち込み中




 < 今後の予定 >


@ 東大版TinyBASIC 基本モニタの移植: 完了
A 東大版TinyBASIC 入出力プログラムの移植:
B トラ技基本モニタ&BASICの構造調査: 調査中

C トラ技基本モニタ&BASICの不具合解消:


BASIC No26


BASICマシン復元進捗  ・東大版TinyBASIC 基本モニタの移植
2014年7月4日


写真1 基本モニタ起動テスト



写真2 モニタ起動表示画面



写真3 VRAMスタートアドレス設定