趣味工房 HIRO-G
< トラ技基本モニタ(+4K BASIC)の不具合解消まとめ >
前回報告しましたように、1年弱ツマヅキ、モガイテいたトラ技基本モニタ(+4K BASIC)の不具合原因が分かりましたので、その不具合箇所を修正しましたが、トラ技の基本モニタ(+4K BASIC)は、モニタと言えども東大版の2Kを越えた4KのTinyBASICですので、これはもうBASIC扱いとし、ここでのモニタはやはりND80ZVのモニタとすべきと思いますので、今回のシステムのメモリマップは、東大版TinyBASICの移植と同様に、次のように設定しテストを実施しました。
@ 0000H番地〜03FFH番地: プチ改造ND80ZVモニタ
A 0400H番地〜0500H番地: ND80ZVモニタ関連サブルーチン
B 1000H番地〜3000H番地: トラ技基本モニタ(BASIC)
本システムに電源を入れますと、写真1のようにCRTCのパラメータ設定ルーチンを組みこんだ、プチ改造ND80ZVモニタが起動し、写真2のように「ND80Z3 MONITOR」と表示されます。 このモニタの機能は、全くND80ZVモニタと同じですので、ND80ZVのキーボードから機械語を入力して、プログラムが組めます。 写真3は、VRAM領域のE000番地〜E7FF番地(表示は2000文字対応のため、E7D0まで。)へ、ASCIIコードでダイレクトに打ち込んで表示させて例です。 従って、機械語でTVゲームを作ることが出来ます。 この辺のテスト作業としてTK80BS 機械語インベーダーゲームの移植を検討しています。
トラ技基本モニタ(+4K BASIC)へ入るためには、普通にND80ZVのキーボードで「1000」→「アドレスセット」→「RUN]の手順で入ります。 全体の機能を確認するために、BASIC No29で東大版TinyBASICの移植の確認で使用した「数当てゲーム」を、写真4のように若干アレンジして使用しました。
写真5は、テスト状況の写真です。 実行画面の詳細は写真6が、6回トライしたものの当たらなかった場合で、再トライしている画面で、写真7は4回目のトライで正解した後、ゲームを止めた例です。
一応、このゲームは問題なく作動していますので、ソフト的には、今回の作業で、完全にトラ技基本モニタ(+4K BASIC)の不具合は解消されたと思われます。 ハード的には、写真6、写真7に文字が化ける場合がありますが、これはシステムクロックが早すぎるために生じていると思われますので、今後の作業で改善して行きたいと思ってます。
今回のテスト結果にて、ようやくトラ技のシステムも前に進めることが出来るようになりました。 当面はBASICシステムの復元としての作業を進めますが、進展状況しだいでは、CP/Mシステムとしても復元できるかもしれません。
本日も、「金麦で乾杯!!。」 デス。
写真1 プチ改造ND80ZVモニタ起動
写真2 「ND80Z3 MONITOR」画面表示
写真3 VRAM領域へダイレクトで入力した例
< 今後の予定 >
@ トラ技基本モニタ(+4K BASIC)の不具合解消まとめ: 完了
A TK80BS 機械語インベーダーゲームの移植:
C TK80BS BASICの移植?:
D FDDコントローラの製作?:
E CP/Mシステム復元の可能性の検討?:
F グラフィック・ボードの製作?:
BASICマシン復元進捗 ・トラ技基本モニタ(4K BASIC)の不具合解消まとめ |
2014年8月12日 |
写真4 「数当てゲーム」のLIST
写真5 テスト状況
写真6 「数当てゲーム」実行例1
写真7 「数当てゲーム」 実行例2
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