趣味工房 HIRO-G





< TK80BS インベーダ・ゲーム移植再開その2 



 今回の移植作業は、次の不具合についてバグ取りを実施しました。  いろいろとありましたが、一応、@〜Cの不具合は解消しましたので、全体的に、何とかスムースに動くことを確認しました。

 @ ゲームでフル・キーボードが使えない。
 A なぜか、砲台の移動がぎこちない。 反応が遅い。
 B 突然、ゲームオーバーになる。
 C 砲台がインベーダのビームに当たると、ゲームが止まる。
 D 音出しのプログラムがない。

 移植作業中のインベーダ・ゲームのROMのメモリマップは次の通りです。 Cは、今のところROM化せずに、写真1のようにホストPCからロードして、テストしています。 ロード方法は、ND80ZVの取説の通りです。

 @ 0000H〜03FFH番地: プチ改造ND80ZVモニタ
 A 0400H〜04FFH番地: ND80ZVモニタ関連サブルーチン
 B 0500H〜0FFFH番地: CP/M基本モニタ
 C 8800H〜AFFFH番地: インベーダ・ゲーム

 今回テストしたインベーダ・ゲームのファイル名は、invbsnd2.btkです。 このバージョンをテストした結果の写真が、写真2〜写真5です。
 写真2は、迎撃ビーム砲から連射している写真で、前回の点数がHI−SCOREに表示され、今回の現状に点数がSCOREに正常に表示されています。 迎撃ビーム砲の発射はフル・キーボードの「1」に対応させています。

 写真3は、写真2の状態から、わざと迎撃ビーム砲を発射せず、インベーダの攻撃ミサイルで3基のビーム砲を破壊させて、一度、「GAME OVER」としてから、フル・キーボド「S]で再ゲームさせた画面です。

 写真4は、連続ビームでインベーダとUFOを破壊し、SCOREが1500点越えた場合、ビーム砲が1基増えるこのをチェックした画面です。 画面上ではSCOREが2320となっており、正常にビーム砲1基が追加され、計4基となっています。

 写真5は、ビーム砲を撃たずに、また、インベーダのミサイルに当たらないように操作して、わざとインベーダを進入させて「GEME OVER」になるかチェックした画面です。 実際には「GEME OVER」は点滅で表示されます。 

 以上のチェックで、VRAM領域の変更(BSは7E00H〜7FFFHと変則的)に伴う改造、BSのメモリマップドI/Oからトラ技ボード用のI/OマップドI/Oへの変更に伴う改造、及びBSのBASICサブルーチンを使用している部分の改造で、基本的にOKと言うことが確認できました。

 残りの作業としては、機能的には、迎撃ビーム砲の連射では、インベーダ及びUFOをことごとく打ち果たすためゲームになりませんので、単発に変更する作業と、「音出し」のルーチンの作成、及びTK−80(8080)に比べND80ZVのCPUの速度が速すぎるので、ゲーム全体のスピードを調整するために、タイマーを入れる必要があります。 「GEME OVER」の表示も点滅が早くて見辛いのでちょっと手直しが必要です。

 BSも同じですが、動きの速いゲームでは、RAMの書き換え時のノイズが画面にでます。 対策の方法はあるようですが、実害がないので当面はこのままにして置きます。




写真1 ホストPCのロード完了の画面




< 今後の予定 >


@ TK80BS インベーダ・ゲーム移植再開その2: 完了

A TK80BS インベーダ・ゲーム移植再開まとめ:

B TK80BS BASICの移植?:

C  FDDコントローラの製作?:

D CP/Mシステム復元の可能性の検討?:

E グラフィック・ボードの製作?:


BASIC No41


BASICマシン復元進捗  ・TK80BS インベーダ・ゲーム移植再開その2
2014年9月15日


写真2 迎撃ビーム砲が連続発射している画面その1




写真3 迎撃ビーム砲が連続発射している画面その2




写真4 1500点越えでビーム砲が1基追加された画面




写真5 「GAME OVER」の画面