趣味工房 HIRO-G


< TK80BS インベーダ・ゲーム移植まとめ・その1 


 今回の移植作業は、前回の残りの作業@〜Cとまだ少し残っていたバグの修正を実施しまし、ゲーム全体のスピードを調整して、ゲームらしくなりました。

 @ ビーム砲の単発発射。
 A 音出しのプログラムの追加。
 B ゲームスピードの調整。
 C ゲームオーバー点滅表示の調整。

 今回テストしたインベーダ・ゲームのファイル名は、invbsnd4.btkです。 写真1は、ホストPCからND80ZVへロードした結果の画面で、写真4がND80ZVへ正常にロードされた結果の写真です。 
 写真2写真3はインベーダ・ゲームで使用するキーの配置の写真です。 写真5、写真6がゲームを実際にプレイした画面ですが、見る限りでは前回と代わり映えはしませんが、内容はかなり違います。
 ちゃんとスピードが適正で、音もなります。 ゲームのスピードは、簡単には1000点まで行かない程度で、丁度良いくらいですが、結構難しいです。 スピードの調整ができるので、難易度の設定も可能です。

 移植のベースになっている資料は、「BASIC No39」で紹介しました、I/O別冊9「マイコンゲーム徹底研究2」のP159〜P164の「オール・マシン語スペース・インベーダー」(伊集由信氏著)です。 移植における、プログラム上の主な違いは次の通りです。  以下、BSはTK80BSを、NDは本システム(ND80ZV+トラ技ボード)を意味します。

1. RAM領域の違い
  BS: 7E00H〜7FFFH(0.5K)
  ND: F000H〜F3FFH(1K
2. 8255制御の違い
  BS: メモリーマップド
      7DFCH ポートA、7DFDH ポートB、7DFEH ポートC
      7DFFH コントロール・ワードセット
  ND: I/Oマップド
      7C ポートA、7D ポートB、7E ポートC
      7F コントロール・ワードセット
3. キーボード入力チェックの違い
  BS: 3A FC 7D 
  ND: DB 7C
4. 音出しの違い
  BS: D3 02
  ND: D3 98
5. 画面クリア(8909H番地)の違い
  BS: 8909H CD 6C FA (BS内のサブルーチン)
  ND: 8909H CD 30 A0 (新規作成)
6・ TK80のD2タイマーの追加のための変更
  ND: 907DH CD EA 02
      9080H C3 59 90

 次回、具体的な変更点と内容についてまとめます。




写真1 ホストPCのロード完了の画面




写真2 ビーム砲移動キーの画面




写真3 ビーム砲発射、再スタートキーの画面



< 今後の予定 >


@ TK80BS インベーダ・ゲーム移植まとめ・その1: 完了

A TK80BS インベーダ・ゲーム移植まとめ・その2:

B TK80BS BASICの移植?:

C  FDDコントローラの製作?:

D CP/Mシステム復元の可能性の検討?:

E グラフィック・ボードの製作?:


BASIC No42


BASICマシン復元進捗  ・TK80BS インベーダ・ゲーム移植まとめ・その1
2014年9月22日


写真4 インベーダ・ゲームのロード完了画面




写真5 ビーム砲の単発で2発発射の画面




写真6 「GAME OVER」の画面