趣味工房 HIRO-G
< TK80BS LEVEL−2 BASIC移植その1 >
移植の手順は次のようになります。
@ VRAM領域関連のハードとプログラム変更。
A BASIC上のキー入力と処理関連のプログラム変更。
B CRT表示のタイミング処理。
(トラ技ボードで、やり残している作業ですが。)
写真1は、VRAM領域をBSに合わせるためのアドレス・デコーダの回路図です。 S2が新たに、写真2のようにトラ技ボード上に追加したスイッチです。 このスイッチをBS側にすることによりVRAM領域が、7800H〜7FFFの2Kに変更されます。
実際にBSで使用する領域は7E00H〜7FFFの0.5Kですので、 CRTへ表示する先頭番地は7E00Hとなるので、CRTCのパラメータの追加変更が必要になります。 CRTCの追加変更は、R12へスタートアドレスの上位「7E]を設定し、R13へスタートアドレスの下位「00」を設定することでOKでした。
写真3は、VRAM領域を変更したND80ZVのモニタが起動した状態で、VRAM領域も正常に確保されています。
写真4は、BSのJISモード(写真5)にあわせたCGが正常に表示されるかを確認した画面です。 表示テストは、モニタ起動後に表示したいVRAM領域を「アドレスセット」し、「JISモードのコード」を「WRITE」キーで書き込むことにより表示されます。 結果はカナ表示も含めて正常に表示されました。
次はいよいよBASIC上のキー入力関連の変更ですが、気候が暖かくなり、体調も戻ってきましたので、墜落で壊れたままのヘリの方も気になっています、山歩きも・・・・。
この移植作業が成功すると、逆転の発想で、トラ技ボードをTK−80(E)とドッキングすることで、TK80BSのボードが無くてもLEVEL−2BASICが走ることになります。
やはりこれはテストしてみたいと思います。
写真4 VRAM領域とCG(JISモード)テスト
写真5 BSのCGコード表(JISモード)
< 今後の予定 >
@ TK80BS LEVEL−2 BASICの移植その1: 完了
A TK80BS LEVEL−2 BASICの移植その2:
B FDDコントローラの製作?:
C CP/Mシステム復元の可能性の検討?:
D グラフィック・ボードの製作?:
BASICマシン復元進捗 ・K80BS LEVEL−2 BASIC移植その1 |
2015年3月17日 |
写真1 VRAM領域変更のためのアドレス・デコーダ
写真2 VRAM領域変更スイッチ(S2)
写真3 ND80ZVモニタ起動画面
|