趣味工房 HIRO-G
< TK80BS LEVEL−2 BASIC移植仮のまとめ >
キー入力が関係する部分は、前回「BASIC No51」で記載しました、キー入力@、A、Bの3箇所のみでしたので、その3箇所について改造を検討しました結果が、写真1、写真2、写真3のリストの通りです。
また、TK80BS LEVEL−2 BASIC(以降 BS/L2 BASICと記す。)の転送用ROMのメモリマップは次の通りです。
@ 0000H〜03FFH :ND80ZVのモニタ・プログラム
A 0400H〜0500H :ND80ZVのモニタ・サブルーチン
B 0500H〜080BH :CP/M基本モニタ(テスト用)
C 1000H〜3FFFH :BS/L2 BASICプログラム
ROM上のBS/L2 BASICプログラムを、RAM上の正規の番地へ転送し、BASICのモニタを起動させるプログラムは、ROM上の番地で次の通りです。 ND80ZVモニタからBS/L2 BASICのモニタを起動するには写真4のように、3EE0番地をセットしRUNすることになります。
3EE0H 3E FF
3EE2H D3 98
3EE4H 31 00 D0
3EE7H 21 00 10
3EEAH 11 00 D0
3EEDH 01 FF 2F
3EF0H ED B0
3EF2H C3 50 FE
写真5は、BAコマンドでBASICへ入り、BASICのプログラム作成領域の最終番地としてCFFFHを入力した直後の画面です。 因みに当時のオンボードの最大メモリは9FFFHでした。 写真6は、BASICが起動した直後に、一応、SIZEコマンドでメモリ容量を確認した時の画面です。
写真7は、引き続き、BASICのテストプログラムを作成し実行した画面で、写真8がその画面の拡大写真です。 写真の通り、BASICは正常に起動し、正常に機能しています。
写真9は、一画面、16行を越える操作を実行した場合の写真ですが、これは、「BASIC No49」で記載していますように、トラ技ボード上の問題で、まだ対策が出来ていないCRT表示のタイミング処理の不具合ですので、今回のまとめは、一応、「仮のまとめ」とします。
CRT表示のタイミング処理の不具合は残っていますが、BS/L2 BASICそのものをトラ技ボード上へ移植する目的は達成することができました。
と言う事は、トラ技ボードをTK80BSの代替として使えること言うことになりますので、今度は、逆にトラ技ボードへTK80(E)を接続して、BSの変わりになることを確認したいと思います。
写真1 キー入力@ 改造プログラム・リスト
写真2 キー入力A 改造プログラム・リスト
写真3 キー入力B 改造プログラム・リスト
< 今後の予定 >
@ TK80BS LEVEL−2 BASICの移植仮のまとめ: 完了
A トラ技ボードをTK-80BSに変身:
B FDDコントローラの製作?:
C CP/Mシステム復元の可能性の検討?:
D グラフィック・ボードの製作?:
BASICマシン復元進捗 ・K80BS LEVEL−2 BASIC移植仮のまとめ |
2015年4月25日 |
写真4 ND80ZVモニタからBASICモニタを起動する直前の画面
写真5 BS/L2 BASICの起動の設定画面
写真6 BS/L2 BASICの起動画面
写真7 BS/L2 BASIC テストプログラムの実行画面
写真8 BS/L2 BASIC テストプログラム・リスト
写真9 ページ更新のバグの状況
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