趣味工房 HIRO-G
< トラ技ボードをTK80(E)のBSへ変身作業1 >
TK−80(E)には全く改造を加えないことを基本としていますので、前回のレイアウトに従い、TK−80(E)用増設基板の製作を行いました。 アドレスバスのフルデコードへの対応とDMAへの対応を検討しました結果、前回より若干変更したため、使う石が変更になり、写真1のようになりました。
TK−80(E)とトラ技ボードとの接続で使用したバス等はの通りです。
@ 電源、+5V、GND
A アドレスバス、AB0〜AB15
B データバス、DB0〜DB7
C HLDA+RESET
D MEMR、MEMW
E TK-80 RAM SELECT
F TK-80 ROM SELECT
G IOR、IOW
H RESET
I INT
TK−80(E)用増設基板とトラ技ボードとの接続では、G、H、Iは接続していません。 また、TK−80(E)にはZ80にはある「MREQ」がありませんので、テスト的に「MEMW」と「MEMR」 のANDで代用しています。 CはDMAと関係する制御信号です。
増設基板は、写真2のように「BASIC No46」で使用した50Pのコネクターを使用し、トラ技ボードへ接続しました。
写真3はTK−80(E)とトラ技ボードを接続した状態です。 この状態でエンコーダ付きの改造フル・キーボードを接続して、電源回路のみをチェックし、電源を入れて、TK−80(E)のテストを実施した結果が写真4です。 回路的に正常であれば、TK−80(E)のモニタ・プログラムが起動し、7セグのLEDがずべて「0」表示となる筈ですが、写真4のように正常に表示せず、モニタ・プログラムも起動しませんでした。
TK−80(E)とTK−80BSのメモリの割付が特殊ですので、アドレスデコード、DMAや制御信号のやり取りが、すんなりとはいきませんな。 配線間違いや考え方の間違いが何箇所かあると思いますので、じっくり見直します。
写真1 TK-80(E)用増設基板の実装
< 今後の予定 >
@ トラ技ボードをTK80(E)のBSへ変身作業1: 完了
A トラ技ボードをTK80(E)のBSへ変身作業2:
B FDDコントローラの製作?:
C CP/Mシステム復元の可能性の検討?:
D グラフィック・ボードの製作?:
2015年6月12日 |
写真2 トラ技ボードへの接続状態
写真3 全体の構成
写真4 電源投入テスト |