趣味工房 HIRO-G


< CP/M復元の再開準備と確認作業 >




 7/16日の内容を差し替えました。 この1年間はBASICマシンの復元に注力してきましたが、ほぼ目標を達成しましたので、せっかく「CP/M手作りマイコン」の著者の中嶋氏に、プログラム等の公開の許可を得ていますので、そろそろCP/Mマシンの復元作業へ戻りたいと思います。

 出来れば、トラ技のBASIC復元マシンも正常に機能するようになりましたので、初期の目的であるCP/Mマシンへの改造へも挑戦したいと思います。 

 そこで、先ずは、今まで作業してきました内容を思い出すために、写真5のように拡張ボードのプチ改造を行いながら、その改造に問題が無い事の確認作業を実施しました。 ND80ZVの増設基板は取り外し、標準に戻しました。 この事により作成したプログラムは、一般のZ80ボードを拡張ボードへつないでテストする場合も、移植が容易になります。

 
 写真1は、この確認作業用に作成した、CP/MシステムFDを作成し確認するための基本ROMです。 確認作業は次の通りです。

@ FORMAT STで2DDのFDをフォーマットします。
A 次にCPM2.2 STに換え、フォーマット済みのFDを挿入して、電源を入れますと、写真2のようにCP/Mモニタが立上りますので、GコマンドでCP/Mの先頭番地のEA00を入力し、CP/Mを立ち上げます。

B 次に、予め100Hへ転送されているMSYSGを、写真3の手順のようにCP/MのSAVEコマンドで、FDにセーブして確認します。 写真6は、MSYSGのセーブをDIRコマンドで確認している写真です。

C そのMSYSGを使って、写真4のような手順でシステムが入ったFDを作成します。

D 作成したシステムFDは、MCPMIO ST ROMを使用して自動で立上ることを確認しました。  


 以上の確認の結果、プチ改造した内容については正常に機能することを確認しました。 今後はこれまでの経緯を、使用しましたプログラムも再整理しながら、より具体的に順次掲載して行きたいと思います。





写真1 基本ROM
 

写真2 CP/M立上直前

 

写真3 MSYSGのセーブと確認



写真4 MSYSGの実行画面

 


< 今後の予定 >



 @ CP/M復元の再開準備と確認作業: 完了
 A CP/M復元マシンの具体的な構築手順: 順次作業予定
 B 拡張ボードの整理と手直し:
 C FDDの複数化:
 D 実アプリの移植: 
   

CP/M No36


CP/Mマシン復元進捗  ・CP/M復元の再開準備と確認作業 
2015年7月20日


写真5 プチ改造後のシステム




写真6 MSYSGのセーブと確認中の状況