趣味工房 HIRO-G




< FDD コントローラ・ボードの制作 >



 菱田照久氏のトラ技連載「つくるパーソナル・コンピュータ」の1984年10月号、P417〜P424に準じてFDDコントロール・ボードを制作しました。 写真1がパーツ実装した状態で写真2が配線状態です。
 写真3は配線終了後、導通を確認し各ボードをケーブルで接続した後、電源を入れた直後の画面です。 ND80ZVの7セグLEDが正常に点灯、CRTに「ND80Z3 MONITOR」と表示され、基本モニタは正常に起動しました。
 写真4は、基本モニタの機能を確認するために、VRAMの先頭番地であるE000Hをアドレスセットして、アルファベットのASCIIコードを、41Hから順次セットして、画面上に正常にアルファベットが表示されることを確認しました。
 次に、トラ技記載のファーマット・プログラムによるFDDの起動テストを実施しました。 写真5がFDDを入れて起動テスト準備状態で、写真6がフォーマット・プログラムの起動番地の500HをアドレスセットしてRUNした状態です。 結果は、LEDは点灯しますが、フォーマット・プログラムは全く起動せずに直ぐにモニタへ戻ってしまいます。

 「CP/M手作りマイコン」の回路とトラ技の回路はかなり違いますし、前者は5インチ2DDのプログラムでしたので比較的容易に動きましたが、トラ技の場合は5インチ2Dのプログラムしか記載されていませんので、3.5インチのFDDがこのまま使えるかどうかも今のところ不明です。 すんなり行くとは思っておりませんでしたが、今のところソフトにバグかあるのか、変更が必要なのか、ハードに問題があるのか不明です。
 これから不具合の調査をして行きますが、どうやらFDCの765Aの使い方をきっちり学ばなければ対応できないような気もします。

 この際、じっくり765Aと付き合うことを考えます。



写真4 基本モニタのテスト




写真5 FDD起動テスト準備




写真6 FDD起動テスト




< 今後の予定 >


@ FDDコントローラの製作: 完了

A FDDコントローラの不具合調査:


B CP/Mシステム復元の可能性の検討:

C CP/Mシステム復元作業:

D グラフィック・ボードの製作:


BASIC No59


FDD コントローラ・ボードの制作
2015年11月15日


写真1 FDDコントローラ・ボードのパーツ実装面




写真2 FDDコントローラ・ボード配線面




写真3 FDDコントローラ・ボード接続テスト