趣味工房 HIRO-G





< ROM/RAMエミュレータのテスト その1 


 写真1、「ROM/RAMエミュレータ RRE−1000」のテスト状況です。 ブローブはND80ZVの増設RAMボード上のROMへ差込んでいます。
 ホストPC(XP)のRS232Cの9P Dサブに合わせて、ストレートケーブルで受けるために、写真2のように中継の9P コネクタ(凹)BOXを製作しました。 9P コネクタ(凹)と6局線モジュラの結線は次の通りです。
 モジュラ    中継9P Dサブ(凹)
  2P −−− 5P(GND)
  3P −−− 2P(RXD)
  4P −−− 3P(TXD)
  5P −−− (NC)
         *4P(DIR)−6P(DSR)はBOX内部で結線する。
         *7P(RTC)−8P(CTS)はBOX内部で結線する。

 今回のテストに使用するプログラムは、「BASIC No35」で作成したトラ技基本モニタの中の@ND80ZVのTK80互換モニタですが、マニュアルによると、エミュレータへ転送するためには、BINファイルをHEXファイルに変換することが必要です。 変換ツールは写真3「HexTool」を使い、TRAMON.HEXファイルを作成しました。

 何分、初めてエミュレータなるものを使うため、マニュアルを読んでも理解できないことが多く、エミュレータの初期コマンドを送る方法からツマヅキました。 何度か読み返しました結果、設定に必要なコマンドのファイル(拡張子.CMD)を作成して、順次送り込む必要があることが分かりました。
 で、取りあえず必要な次の3つのコマンド・ファイルを作成しました。 エミュレータ用のプローブは2個使用できるため、設定も2個同時に設定してます。ファイル名は、適当で良いみたいです。
 @ ROMサイズの設定: ファイル名 ROMSIZ.CMD
    X 256 256 B (R:リターン)
 A ROM/RAMの設定: ファイル名 ROMTYP.CMD
    Z ROM ROM (R)
 B オフセットの設定: ファイル名 OFFSET.CMD
    O 0 (R)

 写真4のCOM1のRS232Cの設定は次の通りです。
 ・スタートビット 1、データビット 8、ストップビット 1、パリティなし。
 ・ボーレート 9600、Xモード なし。
 
  マニュアルによれば、コマンド・ファイルの送信は、MS−DOSの「COPY」コマンドで送るようになっているので、先ずは、ホストPC(XP)のコマンド・プロンプトのでテストしました。 コマンド・プロンプトの使い方もあやふゃですが、写真5のようにやってみました。 結果、コマンド・ファイルは送信されたようですが??、肝心のTRAMON.HEXファイルの送信は、写真5のように止まったままになり送信できません。 コマンド・プロンプトの扱いは良くわかりませんので、やはり、TeraTermのようなターミナルソフトを使う方がスムースに行くようです。
 で、コマンド・プロンプトは早々に諦め、ターミナルソフトでテストします。




写真1 エミュレータテストの状況




< 今後の予定 >


@ ROM/RAMエミュレータのテスト その1: 完了

A ROM/RAMエミュレータのテストのまとめ: 準備中

B TK80BS 機械語インベーダーゲームの移植:準備中

C TK80BS BASICの移植?:

D  FDDコントローラの製作?:

E CP/Mシステム復元の可能性の検討?:

F グラフィック・ボードの製作?:


RETRO No6


BASICマシン復元進捗  ・ROM/RAMエミュレータのテスト その1
2014年8月24日


写真2 9P Dサブコネクタ部の加工




写真3 「 HexTool 」によるBIN/HEXファイル変換




写真4 COM1の初期設定




写真5 「コマンド・プロンプト」によるテスト