趣味工房 HIRO-G

< ROM/RAMエミュレータのテストのまとめ 


 BASIC No37のテストでは、うまく行かなかったので、本命のターミナルソフトによるテストを実施しました。 送信するファイルは、次の通り、コマンドファイルが@、A、Bの3ファイルと、メインのCのモニタプログラムです。因みに、COM1のRS232Cの設定は次の通りです。
 ・スタートビット 1、データビット 8、ストップビット 1、パリティなし。
 ・ボーレート 9600、Xモード あり、なしどちらでもOK。

@ 2個のROMサイズの設定: ファイル名 ROMSIZ.CMD
   コマンドデータ:  X 256 256 B ⊃(リターンキー)
A 2個のプローブROMの設定:ファイル名 ROMTYP.CMD
   コマンドデータ: Z ROM ROM ⊃
B オフセット0(ゼロ)設定: ファイル名 OFFSET.CMD
   コマンドデータ: O 0 ⊃
C TRAMON.HEXファイル

 予定では定番の「TeraTerm」でOKとなるはずでしたが、写真1のようにコマンド・ファイルは問題なく送信され、エミュレータからの設定完了の返信が来ました。 続いて、メインのTRAMON.HEXファイルを送信しましたが、ピーピーなり続けるので、一時停止して確認すると写真2のようにエラー表示が出ていました。 TXTファイルに変換して何度かやりましたが、同じで送信できません。
 で、ファイルを送信できるターミナルソフトをインターネットで調査し、テストした結果、次の2つのソフトでうまく行くことが分かりました。

    @ RS COPY
    A Rs232c
 
 先ずは、ROMライター等へファイルを送受信できると言う「@ RS COPY」を使ってみました。 結果、写真3のようにコマンドファイルは正常に送られ、エミュレータからの設定完了の返信も受信し、写真4のようにメインの「TRAMON.HEXファイル」も正常に送信することができました。
 続いて、ハイパーターミナルの代替としてのRS232Cの定番と称している「A Rs232c」を使ったテストの結果は、コマンドファイルの拡張子CMDのままでは、写真5のように送信エラーとなります。 そこで、写真6のように拡張子をTXTに変更して送信してみるとエラーにならず、設定完了状態の返信が受信できました。
 写真7のようにメインの「TRAMON.HEXファイル」は、問題なく送信されたので、取りあえずはOKです。  ターミナルソフトもDOSとの絡みでしょうか、いろいろ癖があるようです。

 @、Aのソフトに関しては、全てのファイルを送信した後、エミュレータの機能を確認した結果、何れも写真8のようにND80ZVのモニタROMと同様に機能することを確認しました。 Aの方は、写真7のように送る前にファイルの内容が確認できるので便利です。

 これで、このエミュレータが正常に使えることが確認できましたので、ROMの書き換えの手間が、かなり改善できそうです。 



写真1 コマンドファイ送信対する設定完了の返信




写真2 TRAMON.HEXファイル送信時のエラー表示




写真3 コマンド・ファイルの送信結果はOK




写真4 エTRAMON.HEXファイルの送信結果はOK




< 今後の予定 >


@ ROM/RAMエミュレータのテストのまとめ: 完了

A TK80BS インベーダーゲーム移植の再開準備:

B TK80BS BASICの移植?:

C  FDDコントローラの製作?:

D CP/Mシステム復元の可能性の検討?:

E グラフィック・ボードの製作?:


RETRO No7


BASICマシン復元進捗  ・ROM/RAMエミュレータのテストのまとめ
2014年8月26日


写真5 コマンドファイルの拡張子CMDで送信はエラー




写真6 コマンドファイルの拡張子TXTで送信はOK




写真7 TRAMON.HEXファイルの送信結果はOK




写真8 エミュレータが正常に機能している確認画面