趣味工房 HIRO-G
< MCPMIO_ST ROMの詳細 >
今回でCP/Mシステムディスク作成関連の報告は一応終了となります。
MCPMIO_ST ROMは、前回「CP/M 41」で作成したシステムディスクを自動的に立ち上げるためのBOOT INのROMです。
その全ダンプリストは次の通りです。
尚、無断転記、転用は「CP/M手作りマイコン」著者の著作権に抵触しますのでご注意願います。
ダンプリスト: MCPMIO_ST_HP.docx
ROMの内容は、「CP/M手作りマイコン3」のP153〜160を参照願います。 ダンプリストも同書のP160と同じです。
写真1は、拡張ボード上に「MCPMIO_ST ROM」をセットし、作成したシステムディスクをFDDへ挿入するところの写真です。
写真2はシステムディスクを挿入し電源を入れた状態のCP/Mシステム全体の構成写真で、電源を入れますと写真3のように自動的にCP/Mが立ち上がります。
写真4はDIRコマンドでシステムディスクの内容を確認した写真です。
CP/Mシステムの構成における拡張ボードは、最初は40文字対応の「CP/M手作りマイコン1」の「折込2」の配線図を基本に製作しましたが、現状は「CP/M手作りマイコン2」の「折込1」の配線図に準じて80文字対応へ改造しています。
CP/Mシステムとして使用する場合は「ND80ZV」のモニターROMは使用せずに、拡張ボード上の同じメモリマップのテストROM用のソケットを使用しています。
今回でシステムディスク作成用のROMについての説明は終了ですが、当方と同様に他に何もCP/Mのアプリを持っておられない方は、システムディスク作成後の作業につきましては、既に報告済みの「CP/M20〜26」を参照願います。
以上、説明しました3個のROMを使うことで、CP/Mに関して何のツールも持たない状況でも、一応CP/Mシステムを構築することができますので、このROMを参考にいろいろアレンジして試してください。
あらためて過去の報告の内容を見ていますと、ハード面は試行錯誤で製作した経緯がありますので、システムの中心的な存在にもかかわらず「拡張ボード関連」については、説明が不足しているように思いますので、次回、捕捉したいと思います。
2017年8月30日 |
写真1 拡張ボード上のMCPMIO_ST ROM
写真2 CP/Mシステム構成
写真3 自動立上げ画面
写真4 DIRコマンド実行画面
|