趣味工房 HIRO-G
< トラ技第2弾 Wi-Fi・リモコンカメラ製作その1 >
前回はトラ技第1弾として「Apple Pi」を製作し機能テストを行いましたが、今回はトラ技第2弾としまして、写真1のようにトラ技2016年11月号に後閑さんが執筆されました「スマホで縦横無人!IoTロボット・ムービの制作」を元にリモコンカメラを製作します。
さすが後閑さん執筆です。 内容はWebプラウザを使いWi-Fi経由で、ラズパイとPICをコラボさせたリモコンカメラを操作するもので、使う技術は盛りだくさんです。
当方は後閑さんのカメラを付けたラズパイごと動かす方法ではなく、より小型のサーボでシンプルにカメラのみを動かす方法で試作したいと思います。言わば、地上に降りたドローンのカメラをリモート操作するのに似ています。
トラ技はすでに購入していましたが、当時は内容が当方にとってはチョットハードルが高かったもので、後回しになっていましたが、ドローンのオートパイロットを手掛けたお陰で、取り組めるようになりました。
サーボモーター制御モジュールの付録基板は持っていますので、パーツだけ購入しました。(写真2)
今回もRaspberry Piがらみですが、Wi-Fi上でサーボをコントロールできるリモコンカメラで、制御モジュールにはPICが使われているためMPLABをインストールする必要があり、しかもMPLAB Xとなっているようです。 PICは10年位前にさわった事はありますが、完全に記憶の外ですので、初心者と同じです。
製作は次の手順で実施します。
@ リモートカメラ本体の製作
A Raspberry Piサイドアプリケーションの構築
B 制御モジュールとファームウエア作製
先ずは、リモートカメラですが、今回は全体のシステムの機能のテストが目的ですので、ドローンでの経験を生かして極力シンプルにすることを考えました。 カメラマウントは、アマゾンで購入した中華製のSG90ミニサーボ用カメラマウントを使用し、同じくアマゾンから購入しましたRaspberry Piの保護ケースシェルカバー(写真3)の上に乗っけるように取付ますので、最終的には写真4のようにかなりコンパクトになります。
具体的な作製手順は、先ずは写真5のカメラマウント関連のパーツから組立てましたが、説明書も何も入っていないので、初めての方は組立てるのにちょっと戸惑うかもしれません。
また、写真6のような付属のホーンが入っていましたが、写真では分かりづらいのですが、差込溝山がヘタっていてサーボが空回りするため使い物にならず、手持ちのヘリ用のパーツを使用しました。 ヘタリの原因は、成形用の金型がマトモデないためと思います。 (中華製のノーブランド品では良くあることですので、テスト的なものには承知の上で使ってます。)
カメラモジュールをカメラマウントへ取付けるパーツは付属されていないので、どうするか考えた結果、別にアマゾンからカメラホルダーレンズマウントスタンドなるものを購入し、写真7、8のように加工して、写真9、10のように組立て、カメラマウントに取付ました。
次の段階は、製作しましたリモコンカメラ本体のRaspberry Piに動画ストリーミングのアプリをインストールし、PCのWebプラウザで確認する作業と、Webページからサーボモーターを操作するための準備作業をします。
写真1 トラ技の記事の一部
写真2 サーボモーター制御モジュールパーツ一式
写真3 保護ケースシェルカバー(左)
写真4 リモコンカメラ本体の仮組立
< TREX450 SPORT >
SDXに続き墜落。
以下同文。
トラ技第2弾 Wi-Fi・リモコンカメラ製作その1 |
2017年8月9日 |
写真5 カメラマウント関連のパーツ
写真6 ホーン関連のパーツ
写真7 カメラホルダーレンズマウントスタンドのパーツ(右)
写真8 カメラモジュールの固定(左)
写真9 カメラモジュールのカメラマウントへの取付
写真10 保護ケースシェルカバーへの取付
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