趣味工房 HIRO-G
< オートパイロット(Pi3+NAVIO2) プレテスト >
NAVIO2フライトコントローラ・シールドを使ったオートパイロットの全体像を、いまいち理解できていませんでしたので、あっちこっち調べながら試行錯誤のように進めました。
やっとこさ、APM(ArduPilot Mega)なるオープンソースのプラットフォームについて、おぼろげに理解できるようになり、フライトコントローラーに搭載するファームウェアはEmlid社のサイトのNAVIO2のドキュメントに従い、フライトコントローラのハードウェアである「Raspberry Pi3(ラズパイ3)+NAVIO2」(以降、「RasNaviフラコン」と記します。)にインストールし、オートパイロットのフライトコントローラーとして何とか動くまでになりました。
これまでの作業は試行錯誤的に行いましたので、具体的な内容を報告するためには整理する必要がありますので、詳細は、整理を進めながら報告したいと思います。 今回は、取りあえず、今まで製作した範囲のプレテストを実施した結果と進捗状況の概要を報告します。
写真1は、F450フレームにRasNaviフラコンを搭載し、受信機、GPS、電源モジュール、リポバッテリィを設置して、ドローン全体としての仮組立を実施したのが写真1です。 写真2は、火入れテストを無事終えた時点での各パーツの設置状況の詳細です。 モーター関連は、まだ結線していません。 写真3は、テストに使用したリポバッテリィです。 因みに、電源モジュールのコネクタは、当方が使い慣れているものに交換してます。
ドローンを地上サイドで操作するパソコンやタブレットは、グランドコントロール・ステーション(GCS)と呼ばれており、GCSへインストールされ、各操作や調整を行うためのソフトウェアが、「Mission Planner」で、 ArduPilotサイドから最新版をダウンロードしました。
写真4は、「Mission Planner」を立ち上げた直前の状況です。Mission Plannerはウインドウズしか使えませんが、「APM Planner2」は、ウインドウズの外にMacやLinuxにも対応しています。 現状は、Mission Plannerが広く使われており情報量も多いようです。
写真5は、UDP 115200でGCSと「RasNaviフラコン」間の Wi-Fi接続が確立し、フライト・データがリアルタイムで表示され、GPSが現在位置を検索して確定した状況の画面(地図画面は、一応、モザイクをかけています。)です。
写真6は、送信機の電源を切った状態での表示で、写真7が送信機の電源を入れた状況の写真です。 送受信機が正常に機能すると、 写真8、写真9のように「RC受信機がありません」の表示が消えました。
今回のプレテストの結果から、今回製作したオートパイロット・システムは一応正常に機能しているようです。 次のステップは、モーター関連の駆動部や各機能の調整、パラメータの設定等まだまだ試行錯誤の大変な作業が残っていますので、初フライトはいつになることやらの思いです。
写真6 送信機のスイッチがOFFの状況表示
写真7 送信機をスイッチON
写真8 送信機のスイッチがONの状況表示
写真9 全体が正常に機能しているフライト・データ表示
< TREX450 SPORT >
SDXに続き墜落。
以下同文。
オートパイロット(Pi3+NAVIO2) プレテスト |
2016年11月21日 |
写真1 全体の仮組立て状況
写真2 火入れ式と各パーツ設置状況
写真3 使用したリポバッテリィ
写真4 「Mission Planner」立上げ直前
写真5 GCSと「RasNaviフラコン」の通信が確立した状況
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