趣味工房 HIRO-G
< オートパイロット AR.DRONE2 入手&テスト >
前回で何とかRaspberry Pi3の内部Wi−Fiモジュールを使用してホストPC間とのビデオストリーミングのテストまで漕ぎつけましたが、次のステップはいよいよフライト前の初期設定とキャリブレーションの作業となります。 当方は、オートパイロットの領域が全くの未経験者ですので、いろいろ調査しましたが、初期設定やキャリブレーション等のファームウェアは、今までのラジコン・ヘリで培った知識等で何とかなりそうですが、実際にフライトさせるためには、GCSであるMission Plannerを使いこなす必要があります。
GCSについてはほとんど無知ですので、あらためてGCSを中心にオートロパイロットの全体像について、調査し基本を学ぶ事にしました。 オートロパイロットのオープンソースの世界は広大ですので、健康でやる気があれば生涯楽しめますね。
APMのプラットフォームは、ドローンコードに準拠した、代表的なオープンソースの開発プラットフォームということで、GCS関連を中心にもう少し深く調査しました結果、当方はRaspberry Pi3 繋がりから、オートパイロットの領域へ入りましたのでNAVIO2という選択になりましたが、フライトコントローラーの常識としてはNAVIO2ではなくPixhawkがメジャーであることが分かりました。 まあ、初心者丸出しです。
更に、オープンソース繋がりから、Parrot社がオープンソースをベースにした、AR.DroneとBebopを製品化していることが分かりました。 基本はオープンソースですので、制御ソフトの中身がいじれるので、理解できると面白いと思います。 DJI社の製品も凄いのですが、オープンソースではなく中身はブラックボックスですので当方は興味がありません。
いろいろ調査しました結果、今、作製中のNAVIO2のフラコンを搭載したドローンをいきなりフライトさせることは、クラッシュさせるだけと分かりましたので、フライト挑戦には段階を踏むことにしました。 先ずは完成品でオートパイロットの扱い方を学ぶ必要がありますので、今やヤフオクで安価に出品されているAR.Drone2(写真1)と写真2のフライトレコーダ及び予備のバッテリをゲットして、GCSの扱いに慣れることとしました。
AR.Drone2はコントローラーとして、スマホかタブレットが必要ですが、当方は今まであまり必要性を感じないこともあり、この系統の持ち合わせはないのですが、最近は他の電子工作品でもいろいろな場面でタブレットがコントローラーとして使われることも多いので、この際、ゲットすることとしいろいろ調べましたところ、 昨年末に発売された中華製ですがなかなかの高性能で価格もリーズナブルで、しかも当方はオープンソースがターゲットですので、OSは相性のいいAndroidと考えていましたが、条件がピッタリのHUAWEI社の MEDIAPAD M3 BTV DL09A(32GB/LTE)スタンダードモデル(写真3、4、5)を購入しました。
AR.Drone2のテストフライトをするために、早速に MEDIAPADへFreeflight 2.4.15 をダウンロードして、写真3のように起動テストを行い近場の空き地で飛ばしてみました。 風が無い時は安定したフライトを楽しめますが、風があるとヘリに比べかなり流されやすく、あっという間にノーコン状態になりかねないので注意が必要と感じました。 タブレットのWiFiでコントロールできる公称距離が50mと言うのは、特に上空で飛ばすにはかなり厳しいので、AR.Drone2は、あくまでもテスト用と考えるべき機体と分かりました。
写真4はGPSフライトレコーダーモードの画面ですが、AR.Drone2をゲットしたばかりで扱いも不慣れですので、オートパイロットでのフライトはこれからの作業です。 またWiFiの通信距離を超えるオートパイロットをテストする方策も検討しましたが、GCSとしてQGroundコントロールが最適ということが分かり、インストールしテスト的に起動させた画面が写真5です。 QGroundコントロールも内容の把握はこれからです。
当方にとりましては、オートパイロットの領域が広大過ぎて調査と調査資料の内容把握作業で精一杯ですので、まとめ作業まで手が回っていません。
写真5 MEDIAPADでのQGroundコントロール 起動画面
< TREX450 SPORT >
SDXに続き墜落。
以下同文。
オートパイロット AR.DRONE2 入手&テスト |
2017年3月8日 |
写真1 ゲットしたAR.Drone2
写真2 GPSフライトレコーダーと予備バッテリ
写真3 MEDIAPADでのFreeflight 2.4.15 起動画面
写真4 MEDIAPADでのGPSフライトレコーダーモードの画面
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