趣味工房 HIRO-G




      < ND80ZシリーズのCPLD化 その2 >


 前回の報告で書き忘れましたが、組立説明書に従い、写真1のようにND80ZSMボード上の3か所の修正を行っています。

 @ IC9の14ピンとIC10の12ピンを接続する。
 A コネクタCN2の4番ピンから出ているパターンをカットする。
 B 同4番ピンとIC2の10番ピンを接続する。

 ボードの組合わせはいろいろ考えられますが、先ずは、今回購入のND80ZSMボードの修正後の機能確認を兼ねて一番シンプルな組合せのTK80互換機としてのテストを実施しました。
 次に、今後いろいろ使うであろうND80ZVとの組合わせのテストを行い、続いて同じ組合せでND80ZVND80ZSMに換えてテストしました。

1.TK80互換の組合せ

 写真2のようにND80ZSMボード「CPLD版 LED/KEY/USB」ボードを接続するだけで、最もシンプルなTK80互換システムが出来上がります。
 写真3は、電源を入れて「8000番」にアドレスセットした状態の写真です。 正常に機能しましたので、ND80ZSMボードの修正はOKということです。

2.ND80ZVとの組合せ

 写真4のようにND80ZVには、マイコン独立セット関連のボードと接続するための「10ピンコネクタ拡張ボード」が必要ですが、最新版のND80Z 3.5では必要ありません。
 ND80ZVをベースに、以前にキット購入しましたマイコン独立セットの「SDカード・PS/2キーボード ・IFボード」、及び今回購入の「CPLD版 VGA/CRT ・IFボード」写真5のように接続し、ディスプレイとPS/2キーボードをそれぞれ接続しましたました。 
  ここで使用したND80ZVのシステムROMは、「SZROH 4C(改)」ですが、ND80ZVは、いろいろ使い道があり、それぞれシステムROMが異なるため数が増え、用途を整理しておかないと混乱します。
 「CPLD版 VGA/CRT・IFボード」には、組立キットに同梱されているVGA用CRT/TV用の2種類の「CPLD(EPM7128LC84)のうちVGA用を選択し、キャラクタジェネレータROM(CGPCMZJ)を取付て、ジャンパーピンを取説に従いセットしました。
 写真5は電源を入れた直後の7セグのLEDがすべて「0」で点灯している状態です。 電源を入れた状態ではBASICが起動していないため、ディスプレの表示は、キャラクタジェネレータの文字がランダムに表示されます。
 「I/O」・「8」のキーを同時に押して、BASICを起動させると写真6のように7セグのLEDは全消灯となり、ディスプレにはプロンプトが表示されますので、PS/2キーボードからテストプログラムを入力して、作動テストを行いました結果が写真7で、正常に作動しました。
 
3.ND80ZSMとの組合せ

 ND80ZSMボードが販売されたお陰で写真8のようにコンパクトな構成となります。 システムROMは「SZROM 4DU」を使用します。 ND80ZSMボードは、Z80のボードが盛んに出回っていた40年ほど前を思いだすボードで、中日電工さんの復刻版のようなものですね。
 ND80ZSMボードの場合は、電源を入れますと直ぐにプロンプトが表示され、そのままPS/2キーボードから入力できますので、機能的にもシンプルです。 写真9がテストプログラムの結果で、ND80ZVと同じような感覚で正常に機能しました。
 ND80ZSMボードを使えば、3つのボードはいずれも10cm角ですので、積み重ねるとコンパクトでシンプルなBASICマシンが出来上がりますね。

 以上で、組立後のテストは完了し、すべて正常に機能することを確認しましたので、今後は、 「CPLD版 VGA/CRT・IFボード」をベースに、中日電工さんのHPで勉強させてもらいながら「Quartus]を使えるようにしたいと思っています。

 偶然とは言え、トラ技(2019年12月号)の後閑さんの記事もよく似た感じですので、並行して進めると理解も早いのではと思い、こちらは先ずはトレーニングボードから思っています。
 キットの頒布価格が中日電工さんの良心的な価格と比べかなり割高ですので、自力でやってみようかと思っています。
 が、MAX Vの100ピンで表面実装版しか無いため、変換基板でのハンダ付けが厄介かと、ちょっと躊躇しちょります。









          写真1 ND80ZSMボードの修正3か所



写真2 「ND80ZSM」+「LED/KEY/USB」



写真3 「ND80ZSM」+「「LED/KEY/USB」のテスト





< TREX450 SPORT >




 SDXに続き墜落。


 以下同文。








FPGA No3


ND80ZシリーズのCPLD化 その2 

2020年3月6日


写真4 「ND80ZV」+「10ピンコネクタ拡張ボード」



写真5 「ND80ZV」+「CPLD版VGA/CRT・IF」+「SD/PS2



写真6 「ND80ZV」+「CPLD版VGA/CRT・IF」+「SD/PS2」



写真7 「ND80ZV」+「CPLD版VGA/CRT・IF」+「SD/PS2」テストの画面



写真8 「ND80ZSM」+「CPLD版VGA/CRT・IF」+「SD/PS2」



写真9 「ND80ZSM」+「CPLD版VGA/CRT・IF」+「SD/PS2」のテスト画面