趣味工房 HIRO−Gのヘッダー
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番外編
< トラ技2019年12月号CPLD特集 製作その1 >
中日電工さんのボードは一応完成しましたので、次に
写真1
の
トラ技2019年12月号
の
特集記事「74シリーズで超入門!」
に記載されている
「74シリーズで始めるフルディジタル電子工作」
の
「準備編」
及び
、「工作編」(後閑氏)
に準じてボードの制作を検討しました。
この
後閑氏の
特集では、次の4つのボードの制作とその機能が紹介されています。
@ MAX V モジュール組立キット ¥4,950(税込)
A MAX V レーニング組立キット ¥11,000(税込)
B MAX V VFD時計組立セット ¥9,900(税込)
C MAX V 周波数カウンタ組立キット ¥9,900(税込)
先ずは
@、Aのボード
を製作しようと思いましたが、トラ技さんの組立キットの価格が中日電工さんの良心的な価格とl比べ高く、
特に@は秋月さん、マルツさんで等でパーツで購入すれば ¥1000 ほどですので、
これはエライ高いと思いました。
今までに100ピンを超えるような、TQFP表面実装のICをハンダ付けをしたことがありませんが、世の流れとしては、自作といえども表面実装のICを取扱う機会も増えると考えられますので、この機にチャレンジしょうと思い、トラ技さんの組立キット購入は見送って自作することとしました。
「MAX V 5M240ZT100C5N 」(写真2)
はマルツさんにて
¥738/個
で購入し、
MAX V
以外のパーツは秋月さんで購入。
因みに
@
に関しては、
変換基盤 「AE-QFP100PR5-DIP」
は
¥150/個、「ピンヘッダー(オス)2X30」
は
¥45/本
でした。
ピンヘッダーは2本必要となりますので、@のパーツ代は合計で¥973、何とトラ技価格の1/5です。
練習も含めて
5セット分(写真3)
を購入し、同誌
トラ技のP135 「100ピン以上でも美しい仕上がり! TQFPパッケージのはんだづけ」
を参考にして、取りあえず2個作ってみました。
最終結果はAボードを製作して、テストをしてからになりますが、思っていたほど難しくなく、ちょっとした工夫で割と簡単にハンダ付けができることが分かりました。
< 製作手順 >
1. 先ずは、MAX Vを変換基板へ仮止めするために、接着剤を使うことにしました。
接着剤は強力なものでなく位置を修正しやすいように、ゆっくり硬化するほうが扱いやすいので、手持ちで残っていました木工用ボンドを写真4のように塗布しました。
2. 次に、MAX Vを写真5のようにピンの位置を調節して張り付け、1時間ほど放置し固定しました。
3. ハンダ付けは、フラックスを十分塗り付けて、トラ技のP135(写真6)に従い十分な量でハンダ付けします。
写真7がハンダ付け後の状態ですが、フラックスが多すぎた感じですが、最初はこんなもんですな?。
4. いよいよ最大の山場の「吸取り」ですが、トラ技のP135では写真8のように吸取り線の幅は1.5mmのものを使っていますですが、当方が持ている吸取り線の幅は3.5mmのものでした。
最初はこのままで使ってみましたが、やはり幅が広すぎてターゲット部分に熱を集め難く上手くいかなかったので、写真9のように半分に切って、切り離しの部分を使うと上手く吸取ってくれました。
ピンとピン隙間が綺麗に吸取られ、関心しました。
因みに、ハンダは0.65mmΦでハンダこては、20W/130W切替式のものです。
5. 写真10が吸取り作業が終了した直後の写真で、写真11は残ったフラックスを消毒用エタノールを綿棒に付けたもので拭き取った後の状態です。
写真12がピンヘッダーを取付けた試作完成品です。
今回は写真13のように2枚の試作品を製作しました。
今回の作業で、100ピン以上の表面実装にも自信が付いたと同時に、「吸取り線」は上手く使うと結構なツールであることを再認識しました。 デス。
写真1 トラ技2019年12月号 特集
写真2 MAX V
写真3 変換基板とMAX V
写真4 MAX Vの仮止め用接着剤の状態
写真5 MAX Vを変換基板へ接着剤で仮止めした状態
< TREX450 SPORT >
SDXに続き墜落。
以下同文。
FPGA No4
トラ技2019年12月号CPLD特集 製作その1
2020年3月18日
写真6 トラ技 P135からの引用
写真7 フラックスを塗布しハンダを盛り付けた状態
写真8 トラ技 P135 からの引用
写真9 「吸取り線」の状態
写真10 吸取り完了直後の状態
写真11 フラックス拭き取り後の状態
写真12 ピンヘッダー取付後の試作完成品
写真13 2枚の試作品