趣味工房 HIRO-G



< 拡張ボード用FDD制御ボードテスト準備 >



 現在、FDD制御ボードのテストを準備中です。 写真1はFDD接続用コネクタ(アンフェノール36ピン)とピンの割付状態を示した写真です。 写真2がYD−280と接続した写真で、FDD側はカードエッジのコネクタとなっています。 インターフェースとしてみた場合の入出力関係は、写真4の通りです。 写真3はAT互換MITUMI D359T7を接続した状態です。 ドライブ1のフラットケーブルは10ピンと12ピンをクロス接続しています。

 テスト用のプログラムは、次の2通りを検討しました。
@ 「CP/M手作りマイコン2」のP48〜69にリード/ライト・テストプログラム(472バイト)の解説とアセンブラリストが記載されています。
A 「CP/M手作りマイコン3」のP146〜153に2DDフォーマッティングプログラム(214バイト)の解説とアセンブラリストが記載されています。

 @は、8インチの標準(2D)FDD用のテストプログラムで、1セクタ分のリード、ライト、任意のアドレスの内容表示と修正、及び任意のアドレスから実行できるコマンド機能があり、使い勝手は良さそうですが、5インチ2DD用に改造するのはかなり大変です。
 Aは、2DDのフォーマット機能しかありませんが、プログラムも短めで@の半分の量ですし、制御ボードのテスト及びこのシステムで使えるFDDの判別や、使えるようにFDDのジャンパー線を変更してテストする場合にも役立ちそうです。

 先ずはAの2DDフォーマッティングプログラムをベースにテストプログラムを作りたいと思いますが、このプログラムは、既にCP/Mが走っているマシン上で使うようになっています。 と言いますのは、 「CP/M手作りマイコン3」は既に「CP/M手作りマイコン1や2」で製作したマシンのバージョンアップの位置付けで記載されているためです。
 と言う訳で、未だCP/Mが走っていないマシンでは、そのままでは使用出来ません。
   
 Aの2DDフォーマッティングプログラを製作中のマシンで使用できるようにするためには、このプログラムがCP/Mの「BDOSエントリーポイント」へジャンプしている、キー入力とCRT表示を何とかすれば良さそうですので、この部分を「CP/M No12」で紹介しましたスクリーン制御プログラムを使うことで検討中です。




写真4 YD−250のインターフェース接続図






 < 今後の予定 >

 @ 拡張ボード用FDD制御ボードのテストプログラムの作成: 作成中
 A 拡張ボード用FDD制御ボードとFDDのテスト: 準備中
 B FDDの調査と現物の調達: 継続中

CP/M No13


CP/Mマシン復元進捗  ・拡張ボード用FDD制御ボードテスト準備
2013年10月20日




写真1 FDD接続用コネクタのピン割付






写真2 YD−280の接続状態






写真3 AT互換3.5インチFDDの接続状態