趣味工房 HIRO-G





< トラ技ボードの改造 一応完了 >


BASIC No16で記載しましたように、トラ技ボードに拡張性を持たせるためと、今後の作業をやり易くするために次の改造(写真1)を行いました。

@ エンコーダ付キーボード用のインターフェースを追加する。

  基本的には「CP/M手作りマイコン1」のP35 「キーボード制御基板の作り方」 の通りですが、PC8001改造キーボードと(CP/M No12参照)のインターフェースの関係で若干変更しています。 エンコーダ部の回路も変更しました。 変更部分の配線等は次の通りです。      (encoder.doc)。 コード確認用のLEDも追加し、写真2の例のように正常に機能しています。

A 800文字、2000文字の切換を可能とする。

 8MHzのクリスタルを追加し、16MHzと切り換えられるようにしました。 写真3はバンク切換を行い、Aの文字を800文字(40X20)表示した例です。 バンク切換、CRTCパラメータのセット、VRAMは何れも正常に機能しています。 因みに当方のCRTCのパラメータは次の通りです。

< 8MHz >                                3F 28 32 04 19 01 14 16 00 09 65 08 00 00

< 16MHz >                               7E 50 61 38 20 03 19 1C 00 07 65 08 00 00

B VRAM領域を変更できるようにする。

 VRAMのアドレスを「E000〜E7FF」と「F000〜F7FF」の切換が出来るようにしました。

強制ブランキングSWは以前から付けていました。 このSWは     「トラ技’84年2月号」のP375「CRTインターフェース・ボード回路図」の「ブランキングIN」をGNDに落とし、テスト等で強制的にブランキングを掛けるSWです。

写真4はROMのTK−80モニタにCRTCのパラメータをセットするサブルーチンを追加し、モニタでダイレクトにVRAM(F000〜F3FF)へASCIIコードを書込んだ結果です。 ROM上のモニタは正常に機能しました。

 しかしながら、写真5はTK−80モニタをバンク切換後にRAM上へ展開してテストした結果ですが、7セグのLEDがランダムに点灯してモニタは機能しませんでしたので、今後、原因を調査をします。

 引続き、エンコーダ付きのキーボードを使うためのモニタプログラムを検討する必要がありますが、やはり「CP/M手作りマイコン1」のP90〜95に記載されたものを改造するのが一番確実です。





写真4 



写真5






 < 今後の予定 >

 @ トラ技ボードの改造: 一応完了

 A トラ技ボードのエンコーダ付きキーボード用モニタの検討:

 B TK80BS BASICの移植準備 その2:

 C Tiny BASICの構造調査: 調査中

 

BASIC No18


BASICマシン復元進捗  ・トラ技ボードの改造 一応完了
2014年3月22日



写真1 改造部



写真2 キー・コード表示LEDの確認例



写真3 800文字表示の確認