趣味工房 HIRO-G
< TK80BS LEVEL−2 BASIC移植準備 >
いよいよBASICの移植の最終章として、いままでの経験を生かしまして、TK80BSのLEVEL−2BASICを「ND80ZV+トラ技ボード」への移植を試みたいと思います。
しかしながら、全体でトラ技の「基本モニタ+4KBASIC」の8Kを越える12Kもあり、概要をつかむだけでも大変です。
移植で問題になるのは、主に次項に関連する部分です。
@ キー入力と処理関連のプログラム変更。
A VRAM領域関連のハードとプログラム変更。
B エンコーダ付きキーボードの打ち込みとCRT表示のタイミング処理。
(トラ技ボードで、やり残している作業ですが。)
写真1は、「TK80+TK80BS」全体のメモリ・マップで、BASIC関連は、次のようにROM(4K)の3個の構成になっています。
・ROM1(D000−DFFF): BS ROM拡張領域
・ROM2(E000−EFFF): BS インタープリタ
・ROM3(F000−FFFF): BS モニタ・プログラム
写真2は、ROM1、2、3の内容を、自作したRS232CでホストのPCへ読み込んでいる様子です。 この作業は、遥か1年前に済んでいます。 詳細は、「BASIC No14」に記載していますので、参照してください。 1年前は、やる気はありましたが、手に負えなかったので、そのままになっていました。
写真3は、BSのユーザーマニュアルにファイリングされているLEVEL−2 BASICのマニュアルの表紙で、写真4は、ホストPCに読込んだ全プログラムのアセンブル・リストです。 ちまちま解析中ですが、かなり骨の折れる作業です。
BSのVRAM領域が7E00−7FFF(0.5K)とかなり変則的ですが、BSに合わせた方がプログラムをいじらずに済むため、問題が少ないし、ハード側で処理した方が楽なようですので、写真5のようにトラ技ボード上に、VRAM領域の切替スイッチとアドレス変更に必要となりそうなロジックデバイス用のソケットを追加しました。
写真1 「TK80+TK80BS」のメモリ・マップ
写真1 BSのROM読み込み状況
< 今後の予定 >
@ TK80BS BASICの移植準備: 一応完了
B FDDコントローラの製作?:
C CP/Mシステム復元の可能性の検討?:
D グラフィック・ボードの製作?:
BASICマシン復元進捗 ・K80BS LEVEL−2 BASIC移植準備 |
2015年2月10日 |
写真3 TK80BSのLEVEL−2BASICの表紙
写真4 ホストPCへ読込んだBASICのアセンブル・リスト
写真5 トラ技ボードへの追加状況
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