趣味工房 HIRO-G





< Pi3B+ & USB・DAC「UDA38Pro」の試聴 >




 I2S DACについては、前回テスト済みですので、今回はUSB DACをテストしてみたいと思い、適当なものを物色中に最新のDACチップの「ES9038PRO」を搭載しているにもかかわらず、リーズナブルな価格のUSB DAC 「UDA38Pro」が、HiFimeという会社から販売されていることを、OMORODIVEで知りました。

 他のサイトではあまり取り上げていないメーカーでちょっと不安はありましたが、OMORODIVEサイトでかなりの高評価でしたので、これに決めてメーカー直で購入しました。(写真1)


 ラズパイとしては、Pi3B+をテスト的に使いたいと思い、電気を食って発熱も大きいということですので、KSY にて電源アダプタ(5V/3A)とヒートシンク2個のセット「Pi3B+ Base Kit V1」を購入しました。 2個のヒートシンクは、写真2のように付属の両面テープでPi3B+に貼り付けました。 写真3が電源アダプタです。

 

 高性能のUSB DACを購入しましたので、ハイレゾの音源で試聴したいと思い、e-onkyo musicで「ANDREA BENEVENTANO Trio」、moraで「MISIA」と「平原綾香」のアルバムをネット購入し、ダウンロードした音源を32GBのUSBメモリにコピーしました。 

 Volumio2はPi3B+に確実に対応している最新版(当方はVer2.444)を8GBのSDカードにインストールしました。 試聴のためのDACとPi3B+の構成は写真4の通りです。 Pi3B+とDACをつなぐUSBケーブルは、取りあえず手持ちの普通のケーブルで接続しました。 

 Volumio2の初期設定は、通常の手順通りに実施しますが、「UDA38Pro」はUSBレシーバ&SPIDF変換、DSD処理にSA9227を採用しているので、出力先は「USB-DAC SA9227」を選択しました

 

 Volumio2は、タブレット「HUAWEI MediaPad M3」でWiFiでコントロールするのが便利ですが、いちいちブラウザを立ち上げるのも面倒ですので、 Volmio公式Playアプリ(写真5)を使うことにしました。 もちろんネットラジオも聞けますので使い勝手は良好です。 写真6はタブレットを含めた構成で、写真7は、DACを接続したメインアンプのラックスマン L-590A です。 因みにスピーカーシステムは JBL Model 4428 です。


 試聴の結果は、「UDA38Pro」は何の問題もなく認識され、かなりいい音で鳴りましたが、全体的にソフトでおとなしい印象を受けました。  当方の好みの問題かも知れませんが、高音部が今一つ伸びが無いといいますか、シャキッとしない感じで、DACの性能が出し切れていないように思います。

 取りあえず使っている普通のUSBケーブルの影響も大きいと思いますので、オーディオ用のUSBケーブルを入手して比較したいと思います。



 < 2018.9.13 追記 >


 オーディオ用のUSBケーブルを検討中に、逸品館でのUSBケーブルの音質等の比較テスト記事を発見。 このテスト結果の記事や他の方々のWeb上の評価を参考にして、コスパを含めて評価の高いaudioquest社「CINNAMON」を選択しました。 このケーブルを持っていると、仮によりグレードの高いケーブルを購入した場合でも、比較対象のベースとなり得ると思います。

 写真8が9月12日に入手しました「CINNAMON:0.75m」です。 早速に写真9のように接続して試してみました。 ケーブル自体はそれほど固くないので、割と自由に曲げることができて、取り扱い易いケーブルです。


 ハイレゾ音源での試聴結果は、逸品館の評価通りで、音の立ち上がりの良さからか高音部の伸びと輪郭がスッキリしました。 中音、低音部の歯切れも改善し、一般のUSBケーブルとは全く違う音になり、ほぼ納得しました。

 これでDACチップ「ES9038PRO」の性能の80%は引き出せているように思いますが、どうでしょうか。  USB・DACでもここまでの音が出ることが分かりましたので、またチョットDACに興味が湧いてきました。





写真1 UDA38Pro




写真2 Pi3B+




写真3 電源アダプタ(5V/3A)


< TREX450 SPORT >




 SDXに続き墜落。


 以下同文。








オーディオ No2-1


Pi3B+ & USB・DAC「UDA38Pro」の試聴
2018年9月7日


写真4 試聴のシステム構成1




写真5 Volmio-Google Playアプリ




写真6 システム構成2




写真7 システム構成3




写真8 USBケーブル「CINNAMON:0.75m」




写真9 CINNAMONで接続