趣味工房 HIRO-G


        < Jetson Nano 定番CUDAデモの実行>


 Jetson Nano 2GB版も他のJetsonシリーズと同様にJetsonプラットフォームJetpack SDKがサポートされ、BSP (ボード サポート パッケージ)、Linux オペレーティング システム、NVIDIACUDA が含まれており、また様々なサードパーティのプラットフォームとの間に互換性があるらしいです。 また、DeepStream SDKを利用することで、ビデオ分析パイプラインを比較的容易に構築してJetson に実装することができるようです。 

今のところ良く理解出来ていませんが、なかなかの優れモンであることは間違いないようです。

 先ずは、インストールされているJetPackのバージョンを確認。
   $ sudo apt show nvidia-jetpack
パスワードを聞かれるので打ち込み、表示された画面が写真1で、この表示によるとバージョンは「4.4.1-b50」 となっています。

 写真2は、JetPackに含まれるデモ用のサンプルプログラムの一覧ですが、書籍等で紹介されているのはGPUを効率的に使うためのプラットフォームである「CUDA(クーダ)」と映像をリアルタイムで解析できる「VisionWorks」のデモですので、先ずは、「CUDA(クーダ)」のデモからアタックしてみました。
 操作の練習を兼ねて、GUICLIの両方で試しましたので、写真も入り混じっていますがご容赦の程。

 CUDAsampulesフォルダを、写真3のようにHOMEディレクトリ内に作業用としてコピーすることから始めました。 前回のGUIの操作テスト時に「CUDAのバージョンが10.2」となっているのを確認してますので、CLITerminalモードを使って、コマンドを打ち込むときには、/cuda-10.2/ としています。
  $ cp -a /usr/local/cuda-10.2/samples/ ~/

laコマンドを実行して、コピーされているのを確認.。(写真4)
   $ ls -al
 samplesディレクトリへ移動して中身の確認。(写真5)
  $ cd samples/
   $ ls -al

 デモの実行は、書籍等の紹介に従って「5_Simulation」を試してみました。

< デモの実行 >
 先ずは、fluidsGL」のデモを実行してみましたが、その手順は、
@ GUIモードでfluidsGL」デイレクトリまで移動。
A Terminalを開き、makeコマンドでコンパイル。(写真6)
  $ make
B 写真を撮り忘れましたが緑色で同名のfluidsGL」実行ファイルが生成していました。
C 実行ファイルを起動。(写真7)
   $ ./fluidsGL
  水面全体に緑色の藻?のようなもので覆われた感じ(写真7)。
  水面をマウスで軽く擦ると藻が渦を描いて移動(写真8)します。

 続いてoceanFFT、smokeParticles、nbody、particlesも同様に実行してみました結果は、写真9〜23の通りで、いずれもかなりリアルな動きで表現されましたが、個人的にはsmokeParticlesの動きがすごいと思います。 smokeParticlesもそうですが、パラメータを変更したり、マウスで視点を変えたりできるデモもありますので楽しめます。

 正常に機能していますので、次は映像解析「VisonWorks」のデモを試してみたいと思います。


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         写真13 nbodyの実行画面その1

                   

         写真14 nbodyの実行画面その2



         写真15 particlesの実行画面その1



        写真16 particlesの実行画面その2



        写真17 particlesの実行画面その3



       写真18 particlesの実行画面その4



        写真19 particlesの実行画面その5

                         

        写真20 particlesの実行画面その6



         写真21 particlesの実行画面その7



        写真22 particlesの実行画面その8



        写真23 particlesの実行画面その9

< TREX450 SPORT >




 SDXに続き墜落。


 以下同文。








AI No1-3



Jetson Nano 定番CUDAデモの実行
2021年2月2日


写真1 JetPackのバージョンの確認



写真2 JetPackのサンプル一覧 CUDA選択



写真3 CUDAのsamplesファイルのコピー



写真4 コピーしたsamplesディレクトリの確認



写真5 samplesファイルの内容確認



写真6 fluidsGL内でTerminal実行



 写真7 fluidsGL スクリプトで実行



写真8 fluidsGL 実行画面の水面をマウスで動かす



写真9 oceanFFTの実行画面



写真10 smokeParticlesの実行画面その1



写真11 smokeParticlesの実行画面その2



写真12 smokeParticlesの実行画面その3