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趣味工房 HIRO-G


< JetBotの製作その15 機械学習用LinuxPC構築完了 >


 やっと「機械学習用WinPC構築」が完了しましたので、引き続き「機械学習用Linux PC」の構築」を進めました。
 今回、「機械学習用Linux PCの構築」に使用するPCには、昨年購入しました「ゼロからわかるLinuxのはじめ方」(写真1)の付録DVDを使って「Ubuntu 20.04 LTS」をインストールし、ちょっこっとLinuxを動かしていましたが、「機械学習用LinuxPC」にするためには、のままでは非力なスペックと分かりましたので、次のようにCPUとグラボを交換し、RAMを増設しました。

 @ CPU:  i3 → i5
 A グラボ:  GF8600GTS → GTX 1050
 B RAM:  4GB(2GBx2) → 8GB(4GBx2)

 ハードの換装等を終了後、再度、「Ubuntu 20.04 LTS」をクリーンインストールしました。
 写真2はインストール用の画面が開いた直後の画面で、言語は取りあえず、ファイル名等の取り扱いでのエラーを避けるため英語(写真3)としました。 写真4はインストールを開始時の画面で、写真5はインストール完了時の画面です。
 インストール完了後に「インストール直後にやっておきたいことまとめ」(写真6)を参考に、関係する処理を実施しました。

 Anaconda3のダウンロードとインストール等については、金子氏の「Anaconda3のインストール(Ubuntu上)」を参考にしながら、写真7公式サイトからLinux版をダウンロードし、インストールを完了(写真8)しました。
 
 写真9Jetbot関連のファイルは、AI No2-8と同様に、次のサイトからダウンロードしものを使うことにしました。

  https://github.com/davidRetana/jetbot/tree/davidretana/notebooks/collision_avoidance

 Python関連は、Anacondaからインストールするので、写真10のようにターミナルモードから、次のコマンドラインでAnaconda Navigatorを立ち上げます。
     $ anaconda-navigator

 Anaconda Navigatorが立ち上がりますと、
Windows(AI No2-11の場合と同様に、「Environment」をクリックし、写真11のように作成画面が表示されますので、@「creat」をクリックし、新しいchannelを作成しました。 
cannel名はA「jetbot-2」としました。 

 今回作成するPythonのバージョンは、「機械学習用WindowsPC」と同じB「ython3.8」としました。  因みに「jetobot」は、先にテストを試みた「ython3.6」で、エラーが発生して中断したものです。

 C「PyTorch」等の関係アプリも、Windowsの場合と同じ手順でそれぞれインストールし、システムの主な構成のバージョン等は次の通りです。

  @ Pythton(写真12) バージョン 3.8.12
  A CUDA(写真13) バージョン 11.5
  B NVIDA Driver バージョン 495.29.05
    グラボGTX1050(写真14)を認識

 「Python3.8」による「機械学習用LinuxPC」の構築作業が一応終了しましたので、システムを再起動させてから、Windowsの場合と同様に、次の手順でテストに入りました。

@ 写真18のようにデータセットは、Windowsの場合と同様に圧縮前のデータ「detaset」のみを残しました。

A 写真19は、「Train mdel」のスタート画面の写真。

B 写真20は、学習回数(エポック数)「NUM_EPOCH」を30回に設定し、最高のパフォーマンスモデル名を「best_model.pth」に設定した画面。

C 写真21は学習が順調に進んでいる画面で、写真22は学習がエラー無く順調に完了した画面です。

D 写真23は、確かに最高のパフォーマンスモデル
「best_model.pth」が作成されている確認画面です。

 学習に掛かる時間がWindowsの場合と比べて早いため、学習時間を計測しますと、平均で約45秒でした。 因みにWindowsの場合を計測しました結果は、約9分30秒(570秒)でした。
 何とLinuxPCの方が、CPU、メモリ、グラボ全てでスペックがかなり劣るいるものの、実に10倍以上速い結果となっています。
 このような差が出たと言うことは、やはりPython 、PyTorch等の機械語学習システムは、Linuxとの相性が極めて良いことを示していると思われます。

 以上で「機械学習用Linux PC」が正常に機能していることが確認できましたので、これで一連の構築作業は完了という事となりました。
 WindowsPC構築の経験を生かすことで、思っていたよりもスンナリと構築できました。

 約2年間に渡り「Jetson」関連の学習を積んできましたが、 「Jetbotの製作と制御」と「機械学習環境の構築」の作業がほぼ終了しましたので「jetoson」関連については、この報告で一応の区切りとしたいと思います。

 次の作業としましては、「ROS」関連と、「オーディオ No4-1」でも報告しましたオーディオ系の作業として、「DAC」について製作、計測等、もう少し深掘りしてみたいと思います。








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to 新テク・アラカルト









           写真15 再起動後「jupyter」の立上げ


              

             写真16 「jetbot」を選択


                                   

         写真17 「collision_avoidance」を選択



                   
        写真18 「train_model.ipynb」を選択


                   

        写真19 「Train mdel」のスタート画面


                    

        写真20 モデル名「best_model.pth」の設定



                   
            写真21 学習進行中の画面




          写真22 学習完了の画面




         写真23 最適化のファイル作成の確認

< TREX450 SPORT >




 SDXに続き墜落。


 以下同文。








AI No2-15



JetBotの製作その15 機械学習用LinuxPC構築完了
2022年10月5日 




写真1 書籍ゼロからわかるLinuxのはじめ方」




写真2 クリーンインストール開始




写真3 インストール言語は英語を選択




写真4 インストール中




写真5 インストール完了




写真6 インストール後の処理




写真7 Anacondaのダウンロード




写真8 AnacondaをHOMEへ




写真9 Jetbot関連ファイルの確認




写真10 Jetbotのファイルの確認




写真11 Jetbotのファイルの確認




写真12 pythonのバージョンの確認




写真13 CUDAのバージョン確認




写真14 グラボの認識の確認


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