趣味工房 HIRO-G





       < PCM1704 DACの製作 その1 >


 当方は、「ES9038Q2M」DACボードと「PCM1704」DACボードの個性を比較するために、両DACボード関連を同時にしており、先ずは、ボードの扱いや組込み作業に慣れるために、「ES9038Q2M」DACの制作から始めましたが、前回報告の通り、「ES9038Q2M」DACの制作が完了し、一通り試聴を済ませましたので、本命の「PCM1704」のDACの組込みと試聴に取りかかります。
 
 「PCM1704」DACボードの完成品の購入先は同じく「Mi-Take社」ですが、同社も、さすがに「PCM1704、DF1706」の新品は入手困難なようでリユース品とのことですが、今や伝説の「PCM1704」DACボードを入手できるとなれば、早速試すほかないです。

 写真1の販売セットの仕様等の詳細は、「Mi-Take社」のホームページ PCM1704 (リユース品使用) 販売セット に記載されています。
 因みに販売セット価格(予価)は、「DAi&D-Filter + DAC +Power 」の3枚ボードのセットで送料込み合計 29,520円 ですが、電源トランスは別購入となりますので、当方は電源トランス(AC9V/25VA)と取付基板セットの「電源トランスB」を購入しました。

 組込み用のケースは、「ES9038Q2M」DAC用として使用していたケース、タカチ電気工業メタルケース「CU-4N」 が余っいますのでそれを使うこととし、入出力端子等のアセンブリ関連もそのまま使用しました。
写真2は、各ボードの配置と結線状況ですが、電源関係は、もともとPCM1704のDACをセット購入した時のものを、「ES9038Q2M」DACボードで使っていましたのでそのまま使います。

 写真3は、ケース前面のアセンブリの状況ですが、 「ES9038Q2M」DACのボリウム用の穴が開いたままですが、何かシール等を張って処理するつもりです。 写真4は、ケース後面のアセンブリの状況ですが、元のまま使ってます。

 写真5は、試聴の準備完了の状況です。 「ES9038Q2M」DACの上に置いていますが、特に意味はありません。
 写真6は、試聴開始、電源投入の直後の状況で、写真7は、各ボードのLED点灯状況です。
 
 事前にバラック状態で確認のために簡単な試聴をしてましたが、じっくり各ジャンルの曲を試聴しました結果は、伝説?の噂通り、なかなかいい感じで、特に低音の重厚さが良いですね。

 「ES9038Q2M」も高温から低音までバランスが取れた良い音で鳴ってくれますが、いろいろ好みがああると思いますが、当方としましては、全体の重厚さでは「PCM1704」が一枚上だと感じます。
 因みに試聴システムは、いつもと同じ、アンプは、「ラックスマン L-590A」、CDトランスポータ、「CEC TL51」、スピーカ、「JBL 4428」の組合です。
 

 当方の手持ちのDACでは、 オーディオ No4-1 で報告しましたように、15年間愛用してましたドイツのAudioFino社製「Nonos DAC」ボード「Segovia」が最もお気に入りのDACでしたが、後継DACとしては、この「PCM1704」DACがNo1かなと思っています。

 ところが、その後、「Mi-Take社」のホームページを訪問しましたところ、「PCM1704」DACがグレードアップし、片チャン2パラの左右で「PCM1704」X4のボードが販売されており、現有のボードもグレードアップ出来ることを知りましたので、早速にグレードアップに必要なボードを追加購入し、グレードアップすることにしました。

 実は、当方は「PCM1704」のDACにつきましては、巷の噂や評価から、ちょとした憧れのような気持ちを持っておりまして、「Segovia」の後継DACとして手に入れたいと思っていましたので、「Mi-Take社」のDACを知る前から、「お気軽オーディオさん」の 「PCM1704」DACボード を検討していました。(写真8)

 しかしながら、販売開始から何年も経過して、肝心の「PCM1704」が入手困難な状況ですので、現在は写真8のようにボードと2、3のパーツが付属されたものがセット販売(¥2250)されています。
 このセットを一応、2セット購入していますが、その他のパーツを自分で調達する必要があることと、DAIボードの問題もあるため、自作に入れず時間が経過してました。

 今回、ちょうど良いタイミングで「Mi-Take社」のDACセットを入手できたことで、待望の「PCM1704」DACの音を聞くことができて、音の特徴等を把握することができましたので、いろいろな面で、安心して、「お気軽DACさん」の「PCM1704」DACボードを、じっくり自作することができます。 自作する場合、「PCM1704」は当然ながらリサイクル品を使うことなります。

 因みに「お気軽オーディオさん」のボードは、「PCM1704」を4パラとしても使える設計となっていますが、今回の「Mi-Take社」のDACセットの試聴でもかなり満足していますので、当方の聴力では4パラで使っても、恐らくその差を判別できないように思いますが、取りあえず、「Mi-Take社」の「PCM1704」DACの2パラへのグレードアップを進めます。










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写真8 「お気軽オーディオさん」の「PCM1704」DACボード



        
< TREX450 SPORT >




 SDXに続き墜落。


 以下同文。








オーディオ No6-1


PCM1704 DACの製作 その1
2023年1月8日



写真1 「DAi&D-Filter + DAC + Power 」3枚ボードのセット




写真2 各ボードの配置と結線状況




写真3 ケース前面のアセンブリ状況





写真4 ケース後面のアセンブリ状況





写真5 試聴の準備完了の状況





写真6 試聴開始、電源投入




写真7 各ボードのLED点灯状況