趣味工房 HIRO-G





       < PCM1704 DACの製作 その2 >


 前回の報告でちょっと触れましたが、「Mi-Take社」のホームページにて「PCM1704」DACがグレードアップし、片チャンネル2パラの左右で「PCM1704」X4のボードが販売されたのを知りました。 
 従来品のグレードアップも可能と言うことで、グレードアップ用のボードを追加購入したのが、写真1の「PCM1704増設基板」と「LPF&差動Buffer+Muting基板」です。 

 「LPF&差動Buffer+Muting基板」は、「PCM1704」のボードをモノラル化した場合、差動出力となるためシングルエンド出力へ変換する機能と電源のON/OFF時のミューティング機能を持った基板です。 
追加購入しました基板の頒布価格は、それぞれ¥16,000、¥3,000でした。

 2枚のPCM1704の基板を2パラのモノラル化し、左右のチャンネルに割り当てるために、J01、J02のジャンパーの設定変更をしました。
 具体的には写真2のように、Lchのジャンパーは、J01、J02ともに写真上では下側の接続となり、Rchは両方とも上側の接続となります。 尚、設定変更にはハンダごてが必要です。

 ジャンパー設定変更後、ケーブルをなるべく効率よく接続できて基板の納まりの良いレイアウトを検討し、納まりきらない場合はDAC基板を2階建てにしようかと考えてましたが、写真3のように何とか平置きで上手く納まとまりました。
 ケースは、使っていた タカチ電気工業メタルケース「CU-4N」 をそのまま使用しています。

 写真4は、各基板間のケーブル接続が完了した状況写真です。
 写真5は、試聴の準備が完了し、電源を投入した直後の状況で、各ボードのLEDは点灯しています。 ボリュームの付いていた穴はまだそのままです。 「ES9038Q2M」DACの上に置いていますが、特に意味はありません。
 
 写真6は、試聴中の状況です。 因みに試聴システムは、いつもと同じ、アンプは、「ラックスマン L-590A」、CDトランスポータ、「CECTL51」、スピーカ、「JBL 4428」の組合です。

 「PCM1704」2パラDAC、なるほど、これが噂のマルチビットの音って言う感じで、期待を裏切らないところが実に良いですね。
 やっぱり「PCM1704」は、巷の噂や評価通りのDACですね。

 「Segovia」の後継DACとして決まりですが、残念ながら、「PCM1704」は簡単に手に入ることができなくなっているため、今後、不具合が生じたときに、いかにチップを確保するかが大きな問題です。

 PCM174XXもなかなか良いと言う評価もあり、AK47XXも評判は良いようですので、聞き比べの意味で製作したいとは思いますが、当方としましては、「PCM1704」2パラDACで十分と思いますので、後は不具合が生じたときのために、何とか交換用の「PCM1704」を確保しておくことが必要です。

 今回の「PCM1704」2パラDACの製作は、ケーブルで繋いだだけですが、素晴らしい試聴の結果が得られたお陰様で、以前、DAC基板は購入したものの、PCM1704の入手の問題等で、まだ手を付けていない、「お気軽オーディオさん」の 「PCM1704」DACボード を完成させる意欲が湧いてきました。

 現在入手できる「PCM1704」はリサイクル品ですので、購入後の寿命や不具合品等の現状を考えますと、基板に取り付けた後、交換が必要になる場合の事も考慮しておかねばなりません。

 この対策として、「Mi-Take社」のホームページから、良いヒントをもらいましたので、「お気軽さんのPCM1704」ボードを製作する前に、対応策を検討したいと思います。







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写真5 試聴の準備完了、電源投入





                写真6 試聴中



        
< TREX450 SPORT >




 SDXに続き墜落。


 以下同文。








オーディオ No6-2


PCM1704 DACの製作 その2
2023年2月11日



写真1 「PCM1704増設基板」と「LPF&差動Buffer+Muting基板」




写真2 ジャンパーの設定変更の状況




写真3 基板のレイアウト決定





写真4 基板間のケーブル結線が完了